本書の表紙は有名なゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズの挿絵などを担当してきた日本の巨匠「天野喜孝」氏
そして文書に差し込まれている絵はほのぼのした絵柄と生活感溢れるキャラクターで親近感がわくイラストを描く「高田真弓」氏
要となる文章は神話関連の著書多数の「吉田敦彦」氏
なんとも豪華というか、どのような構成でこの3人になったのかというだけで魅力的。
本書は今でも数々のゲーム、小説、漫画、ドラマ、映画などに多くの作品に影響を及ぼし続けている「北欧神話」
近年だとiPhoneやAndroidの大ヒットアプリ「パズドラ」などのモンスターとして脚光を浴びている。
ゲーム内で例えると基本性能も素晴らしく高すぎるアース族の神々を率いる最高神オージン、
攻撃力が格段に強い凄まじい怪力を持つ雷神トール、いろんな神を殴り殺しすぎ、、
ずる賢さでは右に出る者のいない悪神ロキ、狡猾なのだが美しいので美化されやすいが、本当にひどい奴だった、、
超弩級の美男子として名を馳せる豊穣神フレイ、召使スキールニルに自分の大切な勝利の剣を渡し、ラグナロクでは鹿のツノで戦うとか悲しすぎ、、
性愛を司る絶世の美女フレイヤとか可愛いからといって絶倫すぎだろ、、
など、個性あふれる神々をほのぼのした絵と一緒にわかりやすく解説されている。
思わず衝撃!というより笑撃してしまう絵と文章の読みやすさには感服です。
ただ単にゲームを楽しむより自分の好きなキャラやそのまわりの神々達の関連性を知るだけで愛着度合いが変わります。
読み終わり、今まで育てていたモンスターを嫌いになることもあるかもしれませんが、その一方で意外と素晴らしい神に出会えるかもしれませんね。
豪快な物語をお楽しみあれ。
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