企画書、議事録、プレゼンテーション、売上分析、定例会議など、ビジネスマンは資料作りの波にのまれてしまっているといっても過言ではない。そんな中、「見やすい資料作り!」「エクセル達人術!」などのノウハウ本が出回り、安易に手にしてしまい、資料を作り込むことが目的になってないだろうか?
本書では、「生データをExcelで加工しただけのレポートは、ほとんど何の役にも立たない」とバッサリ斬り、資料作りにおいて「手段と目的が逆転していないか?」との問いを投げかけ気づきを与えてくれる。目的があってそれに付随する資料がある、エクセル使いに陥らないことが先決だと強く語る。
内容は私たちが普段何気なく使っている棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフなどの本当に伝わる使い方や、議事録、企画書、プレゼンテーションなどよく使う資料について実際のサンプルを見ながら学ぶことができる。
また、資料作りとしてだけの本ではなく、要所要所にその資料を作る本質や経営者視点で考える大切さなど散りばめられているので資料を作る本質についてこれだけ考えたことはなかった。
最後には、本書をまとめた需要ポイントが付録化されているので、困ったときはその部分から逆引きして普段の資料作成に活用したい。
仕事のあらゆるシーンで活用できる本なので、一度ザァッと読み、机に忍ばせておけば資料作りのとき大いに役立つはずだ。
幅広いビジネスマンに使える良書です。
さいごに
資料の凄さを知るにはソフトバンクのプレゼン資料を見ることが一番です。
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HPからいつでもダウンロードできるので一読をお勧めします。そして資料を見てすごいな!と思ったら本書を手に入れたことを喜んでください。
そんな資料が作れるようになりますよ。
では、また