ファイナンスは面白い!なぜなら毎日皆さんが関わる「お金の本当の価値」について知ることができる。
明日もらえる100万円と、3年後もらえる100万円、さて、子の100万円の価値は同じでしょうか?
本書はこの意味をズバリ教えてくれます。
お金の本当の価値を知るとどうなるのか?
今持っているお金を貯蓄すべきか?
株を買うべきか?
投信すべきか?
金でも買おうか?
という選択肢ができ、今あるお金の価値を将来にわたって増やすためのメカニズムがわかります。
お金のメカニズムがわかるとどうなるのか?
働いてお金を稼ぐことと、
稼いだお金を増やすことの両方の意味がわかり、何をすべきかのアクションが見える。
例えば、世の中ではタンス預金が約800兆と言われています。それは何年タンスに入れていてもお金が増えなければ、減りもしません。価値が変わらないということ。
しかし、年利1%の銀行に800兆を預けたら??
翌年8兆円の現金を生みます。
銀行は元本割れしないのでローリスクローリターンです。
リスクをとって1株1円の株が来年10%上がるだろうという見込みがあって800兆円を投資したら?
翌年80兆円の現金を生みます。
株式は下がってしまうリスクもありますので「ハイリスクハイリターン」です。
ファイナンス知識の根本は、現金をそのままにしておいたら無価値、そのかわり現金を運用する、使うことによりお金の価値が変わるということです。
現金の元手が多ければ多いほどローリスクローリターンでも、ハイリスクハイリターンでも働くことなくお金を増やせます。ある程度の富豪層はこの現金をうまく運用するだけで入ってくる現金が劇的に変わり、その増やした現金を再投資することによって更に増えていくという仕組みです。当然減る時もあります。
私たちはこのメカニズムを学んだ時、まだタンス預金のまま生活していきますか?
と、ここまでのお話もファイナンスの入り口程度です。
ビジネスパーソンがファイナンスの知識を持つとどうなるのか?
会社や取引先とのお金の流れや仕組みがわかる。
会社のお金の流れが理解でき、いま自分が行っている行動がどのような現金を生む、もしくは費用を削減する動きに繫がっているのか?
なぜ現金が重要なのか?
集金月を守らなくてはならないのはなぜか?
カード払いより現金支払いが喜ばれるのはなぜか?
など、「やって当たり前」の活動がどれだけ会社にとって重要であり、社員一人ひとりが守るべきなのかという重みを知ることで行動が変化します。
この本を読んだだけでMBA並みの知識が身に付くのか?
身につきません。
ただし、基礎の網羅はされていますし「ファイナンスって思っていたのとイメージちがう!楽しいじゃない!」
という深堀したくなるキッカケを与えてくれます。
ファイナンスの知識を身につけることが本当の目的ですか?
違います。
ビジネスで重要なのは得た知識から価値あるアウトプットをどれだけ出すことができるのか?
ということ。
知識の習得だけでは自分が気持ちよくなるだけ、知識の現在価値は変わりません。知識を投資して、どれだけリターンを得るかです。
何事もチャレンジは怖いですが、行動した分だけ、知識を使った分だけ得られるものも変わります。
智識を使うことはローリスクハイリターンです。是非本書をキッカケにファイナンスを使ってみてください。株を買う、ロボ投資する、集金を守るなど沢山あるでしょう、そしてもっとファイナンスを深く知りたいと思った時に、学んだり新しい本を読んでアウトプットを繰り返していきましょう!
ファイナンスへの入り口のハードルを大きく下げ、お金に対する教育が少ない日本人への興味喚起をさせるにはとってもオススメの漫画です。
では、また
スキマ時間に読めるビジネス書「10分要約サービスflier 」
もっと詳しくファイナンスを知りたくなったら下記本もお薦めです。
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