「○○キャンペーンについての企画書」こんな感じで企画書を書いたことはないだろうか?私はあります。本書を読んだ後は二度と書かないと心に誓いました。
本書は企画書の書き方本ではない。シンプルに本当に伝えたいことを書き、その一点に想いを込める。
そんな事例をまとめたものだ。いくら良い企画でも、相手に伝わらなければ道端のゴミと同じだと著者はバッサリ切り裂く。
例えば、
- トヨタの「すべては現場にある」
- サントリー「サントリーで愚息ムクムク、硬化バツグン」
- アイエス「学生服の第二ボタン、五個入りで3000円」
- 旭山動物園「野生動物の目的。それは食べること」
どうだろう?どの1行もなんだかワクワクして先を読んでみたくなりませんか?氷結やヘルシオ、ユニクロや旭山動物園など、想いの詰まった1行から企画の展開まで幅広く紹介されている。
良い1行は頭に映像が浮かんできます。その想像が読み手を盛り上げ、内容がスッと入ってくれる土台ができます。企画書は予告編。企画の内容をいかにも面白そうに思わせることが大切と著者は語る。
そしてとても重要なことは他人の書いた鮮烈な文章を集めて研究すること。そして、頭の中に浮かんだイメージを文章化する訓練を怠らないこと。そうした訓練を通じていければ、鮮烈な表現を自分のものとして使いこなせるようになるそうだ。
本書でつかみをしっかり学び、訓練を重ねていけば企画書の精度もグッとあがるかもしれませんね。
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