仕事に染まった大人を浄化してくれる娯楽『映画ドラえもん のび太の月面探査記』を見てきた。

今年もドラえもんの映画に行ってきました。
最近は昔の映画ドラえもんをリメイクしたものが増え、昔を知る僕にはとても嬉しかった。
感動をもう一度子供達と味わえるのも非常に嬉しい。

しかし、過去の脚本を超えられない作品が多いというのも事実。

ただ、今回は違う。
僕の中ではしっかりと新しい「映画ドラえもん」として正式に心に残った作品だ。

『映画ドラえもん のび太の月面探査記』をとおして子供に伝えたいこと

映画ドラえもんのメッセージは常にシンプル。

夢、希望、勇気、友情、愛、喜びと行ったところだと思っている。

今回も王道のストーリーは外さない。
このパターン化された骨子の中、どう味付けしていくのかが脚本家の見どころだ。

この作品は、サブ主人公たちがとても近く感じた。

なぜだろうか?
ぼくの場合、小さな時は月にウサギがいるとか、サンタクロースがいるとか、色々今となっては信じられないことを信じていた。いや、、今でも信じていいと思う。

そんな、大人になると誰もがバカにする「異説」を「定説」に変えて現実の世界にしてしまうのがこの作品の面白さだ。

自分の意見を誰かにいっても信じてもらえない、けど、絶対信じるのを諦めたくないのび太。それを必ず実現しようとサポートしてくれるドラえもん。

普通なら誰かに否定され続けてたら諦めてしまうようなことでも、考え続けて、信じて主張していく、実行していくという芯の強さを感じた。すべてに対して自分の意見を通しまくれというわけではないが、毎日を振り返ると、簡単に自分の意見を周りに流されて変えてしまってないか?と問いかけたくなった。

周りからは「正しいだろう」アドバイスをそれなりにもらう。確かに正論だ。しかし、多くの人から意見をもらい、それをツギハギのように合わせて組み合わせたものに自分本来の「意思」はのっているのか?
それは、誰かの何かを組み合わせるためだけの「作業者」になっていないか?

1つ1つの仕事に問おうと思う。

ドラえもんなどアニメはバカにできない。
社会に長く出て、知らぬ間にくすんでいった心を引き戻してくれるエナジードリンクだ。

だから僕は、何歳になってもアニメに漬かっていると思う。今回も学びがとても多かった。

ぜひ、働く大人たちに見てほしい作品だ。

大ヒット上映中!『映画ドラえもん のび太の月面探査記』公式サイト

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Gadget好き。中でもApple製品のシンプルデザインに惚れ込んでいる。iPhoneやiPadなど星の数ほどあるアクセサリーの中からオシャレでクールな商品を見つけて紹介。また、アニメ・ビジネス書もこよなく愛す。