2021年6月1日、食卓にあるカクテキキムチが小鉢に盛られて出てきた。
普段は白菜キムチが定番の食卓だが、今日はゴロゴロと自己主張の強いしっかりとした大根のカクテキキムチが登場した。
ピカピカと紅色に光るカクテキキムチは、今にも小鉢から飛び出してきそうだった・・・。
家族がまだ誰も座っていないなか、”いただきます”を言う前に男は箸を握っていた。
そのまま自然と箸はカクテキキムチにのびていき、迷うことなくその男の口に放り込まれた。
ガリガリと爽快な音が鳴り響き豪快に噛み砕く、まだ粗さが残っていたが、我慢できずゴクリと飲み込み、ホッと息をつく。
「・・・・・・旨い!」
男は、この瞬間からカクテキキムチの虜になった。
そして、これが無いと毎日が寂しくなるなんて知る由もなかった・・・・。
シズル感あふれる豪快な大根に舌鼓、『旬菜庵 彩りミックスカクテキキムチ』はコスパ最高!
頻繁に通う近所の老舗スーパーマーケット『食生活提案型スーパーマーケット ヤオコー(埼玉県)』
『豊かで楽しい食生活提案型スーパーマーケット』をコンセプトに、日々新たしい発見を消費者に与えてくれる。
安定、安心した定番商品から、鮮度充実の生鮮類から、安くて美味しい惣菜達。
従業員の満足を何よりも大切にし、働く人達からはいつも暖かさを感じるお店。
そんな町に愛されるヤオコーには、不定期で様々な商品が投入される。紹介商品を挙げたらきりがないが、今日は見事に心を射抜かれたカクテキキムチを紹介したい。
180g168円と破壊的な値段なのに、これは一流の焼き肉料理店に勝るカクテキキムチです。
カクテキキムチ実食
主役となるカクテキを全面に押し出したシンプルなパッケージ。よく販売されているキムチは1ヶ月程度賞味期限が設定されているが、このカクテキキムチは2週間程度。
食品廃棄を恐れることなく賞味期限を短めに設定したワケは3つある。(仮説)
- 一度食べたらやみつきになる美味しさ(国産大根)
- 価格が安い(168円)
- 透明パッケージ(残りがわかる)
1,一度食べたらやみつきになる美味しさ(国産大根)
大根も人参もすべて国産。輸入の必要無いから新鮮な大根をすぐにキムチ漬けにして、最適な時期に出荷。製造会社はお隣群馬県の武井漬物製造株式会社。創業は1940年の地元で頑張る老舗企業だ。
長年つちかったノウハウが、このキムチにギュッと詰まっている。HPを確認すれば、パッケージ違いでほぼ同製品が確認できる。
まるで道の駅で買えるようなカクテキキムチの新鮮さに、一口食べた人はトリコになるだろう。
2,価格が安い(168円)
- ピックルコーポレーション ご飯がススムキムチカクテキは150gで224円(1gあたり約1.5円)
- 旬菜庵 彩りミックスカクテキキムチは180gで168円(1gあたり約0.9円)
同じ国産の大根を使うカクテキキムチだが、比べれば安さが際立つ。しかも旨い!
3,透明パッケージ(残りがわかる)
他のカクテキキムチもそうだが、パッケージの中身が見えるのはとても重要。
- 「あと少しだけだから食べちゃおう!」
- 「あと少しだけだから、スーパー行ったときに買っておこう」
と、食と購買を促す仕組みが知らずのうちに設計されている。
大根も、人参もしっかりと国産
国産というだけで安心してしまう日本ブランド。食に関してはまだこのポテンシャルは他国に勝る。
調味料もシンプル。読んでいて理解しやすいモノ8割で構成されている安心感。
パリッと爽快な噛みごたえがトリコになるリピ確定のカクテキキムチ
人参はミリ単位の千切り脇役、大根が「俺を見ろ!」と言わんばかりな豪快さ。
小鉢に盛っただけなのに、溢れ出そうなシズル感には我慢できない誘惑を感じる。
無骨な雰囲気のカクテキキムチは濃い色の箸と相性がよい。
スッと伸ばした箸先で、そっと一つ掴んでみれば、箸とのコントラスト差で赤がさらに際立つ。
珠玉の大根を目で楽しみながら、箸でも潰れない弾力のある大根を口に放り込んだらどうなるのかと想像するだけで、口の中から唾液があふれ、受け止める準備を始める。
そして、ついにカクテキキムチは箸先から離れ、口の中に入れられた。
箸で掴んだまま歯で嚙じるのではなく、そのまま一つだけ口内にすべりこませる。
すると、待っていた唾液がカクテキキムチにからみ、ジュワッと表面に染み込んだ酸味と辛さが混ざり合う。
我慢できず、ひと噛じりした瞬間、顎にまで響く刺激と、割れた大根から滲み出る野菜の芳醇な甘みが絡み合い、ひたすら噛みたい衝動に駆られる。甘みは控えめ、辛味もしっかり、酸味も程よくクセがなくとても食べやすい味だ。
気づくと粉々に粉砕されたひとかけの大根は喉をスルリと通り抜け、ゴクリと喉を鳴らした瞬間、もう次のカクテキキムチを箸でキャッチしていた・・・。
さいごに
埼玉県にはたくさんスーパーマーケットがありますが、今のところ『食生活提案型スーパーマーケット ヤオコー(埼玉県)』のみで発見しています。(2021年6月)
この商品、間違いなくベストセラーになると思っています。この168円という奇跡的な値段設定で、一流の焼肉店に勝るカクテキキムチを提供し続けてください。
さあ、明日も『旬菜庵 彩りミックスカクテキキムチ』を食べよう。