「情報弱者」が陥る世界。情報弱者が蔓延すると世界はどうなるのか?現実どうなっているのか?本書は堀江氏の経験と知識から惜しげも無く上記提起について語ってくれる。そもそも「情報弱者」とは?
今では手元にスマホを通じて世界を手にしている。誰もが「考えて、調べて、試す」ことが容易な世の中になった。しかし、実際に「試す」に至る人は少ない。要するに情報メタボも多い。情報は行動するためのエネルギーでしかなく、「使う」ことをしなければ「使わない」お金と同じだ。
本書のテーマは「情報を武器にすること」。武器と定義した以上「使う」ことが前提にある。現実的に考えてリアルな武器は誰でも、簡単に使いこなせるだろうか?答えは「NO」だ。銃もそのままでは鉄の塊、使い方を知り、トリガーを引くことで武器になる。そしてその武器を理解するためには教養が必要。理解力が低ければ戦場で使い方を覚えているうちに死ぬ。加えて先進的な武器を知っていれば容易に勝てる。刀と銃の違いがそれだ。
重要なのは、最新の武器を知り、ウンチクを垂れるのではなく、「考えて、調べて、試す」ことに尽きる。
残念ながら「試す」に至る人が少ないと堀江氏は嘆く。ゆえに「試す人」にチャンスも訪れる。情報は単なる行動するための「食事」に過ぎない。知っているだけはまったく意味がない。ただ、食べ続けているのと同じだ。情報を武器てして使ってみよう。そう思える一冊だ。
要点1
未来のとらえ方は「絶対的未来」と「相対的未来」がある。絶対的は見えない変数があり円やドルレートのように決まっている。相対的は「帰納的」に考えて未来を推論すること。
要点2
情報弱者にならないため「考える、調べる、試す」。PDCAではなくPDDDDDDDDDCAくらいの意識で動く。
要点3
「自分自身の教養レベルを上げる」=自己生産性の向上
頭が良い人は回転が早い→情報の処理能力が早い(解釈が早い)→さらに教養レベルが上がる。
要するに工場の生産性を上げるために機材をアップデートしたり熟練工を増やしたりAI導入して効率化していくとアウトプットの質と量が高まるということ同じである。
さいごに
堀江氏が推薦する教養を高めるための推薦書を合わせて紹介する。
本書はこちら
経済についてわかりやすく書いてある。
お金についてわかりやすい
映画もある。本が苦手な場合はこちらの方がとっつきやすい。、
グローバル人材の定義がわかりやすい
堀江氏の思考を言語化してくれた書籍。
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