起業前にBanG Dream!(バンドリ!)を見て「僕たちがスタートアップした理由」を読みたい理由

起業を考えたことがあるだろうか?
この問いに対しての返答は年齢によって大きく違う。

近年、「起業」がカジュアル化している。
「僕たちがスタートアップした理由」を読むと、若者がバンド感覚で起業する時代が到来しているとヒシヒシと伝わるだろう。

ただ、「バンド」と「起業」を組み合わせるには、本書だけではイメージしにくい人も多いのではないだろうか?今回は、誰もが「バンド」のイメージを持ち、「起業」に対してバンド感覚で挑戦して行くにはどういうことなのか読み解いていきたい。

バンドを知るには「BanG Dream!(バンドリ!)」のアニメがいい!

BanG Dream!(バンドリ!)とは?

高校一年生の少女・戸山香澄は、幼い頃に妹の明日香と森で迷子になる。そんな時、2人が見上げた夜空には満天の星があった。香澄はこのときに「星の鼓動」を聞き、その時に聞いたような「キラキラドキドキ」する何かを探していた。花咲川女子学園高等部に入学した香澄は、そこで出会った少女・山吹沙綾と友人になる。その後、香澄はすべての部活動に体験入部をしたが、そこでキラキラドキドキするものに出会うことはなかった。そんなある日、学校からの帰路で香澄は、電柱や地面に貼られた星のシールを見つける。シールをたどり行き着いた質屋「流星堂」の蔵に入った香澄は、そこで赤い星型のギター「ランダムスター」と質屋の娘・市ヶ谷有咲に出会う[63]。ギターを弾きたい香澄は有咲に調べてもらい、ライブハウス「SPACE(スペース)」にたどり着く。そこで、ガールズバンド「Glitter*Green」のライブを見た香澄は、これが自分にとって『キラキラドキドキ』するものだと確信。バンドを結成することを決める。via:BanG Dream! – Wikipedia

BanG Dream!(バンドリ!)の紹介動画

スタートアップにとって重要なこととは何か?

仲間、資金、アイデア、技術、、、
どれも重要だ。

ただ、あえて1つ重要なのは何かと聞かれたら迷いなく答えたいのが「仲間」だ。

なぜなら、スタートアップ開始時点は少数精鋭。経営者は「判断」することが仕事であって、すべての仕事がまんべんなくできることを必須としていない。
だからこそ、志を一つにして、ブレることなく突き進むパフォーマンスの高い仲間が非常に重要になる。

バンドの仲間集めとスタートアップの仲間集めの類似性とカジュアルさの危険性

バンドリでは主人公の戸山香澄が、『キラキラドキドキ』したいという強い思いがあり、バンドを結成することを決める。それを実現するために『誰と一緒にやるのか』を直感で考え、仲間を探して行く。
決してメンバーは誰でもいいのではなく、想い同じく目標に向かって固まりとなって突き進める仲間を求める。
その関係性ははじまりこそカジュアルかもしれないが、泣き、笑い、本音でぶつかり合い一歩ずつ突き進む関係にまで育っている。
何かを成し遂げるためには「仲間」と「想い」が非常に重要だということがよくわかる。

一方、スタートアップはどうだろうか?
学生時代の同級生などカジュアルに始められるし、意識高い系の仲間に声をかければ気軽に参加してくれるかもしれない。

しかし、このカジュアルさについて実はカジュアルに考えないでほしい
なぜなら、選択する事業にもよるがスタートアップは薄氷の上を全力疾走し続けているような状況が続いて行く場合も多い。そんな過酷で困難な状況なのにも関わらず、「ちょっと参加してみる」というカジュアルなメンバーはコア人員として必要ないのだ。

ここで少し例えが変わるが、アニメONE PIECEをご存知なら想像しやすいだろう。
ルフィ達は困難な航海を続けるため、厳選された仲間のみで冒険をしている。船に乗せるべきクルーを誰でもいいのではなく、しっかり「決めて」乗せている。

スタートアップも同じ、誰を同じ船に乗せるのか?を深く、深く考えてほしい。

安易に適当に手伝ってくれそうなメンバーを参加させ、ストックオプションを渡し、将来志がリンクし、有能な仲間を引き入れる時に渡せるストックオプションをの分配がなくなってしまっては本末転倒だ。

困難な時期、事業を手伝ってくれる誰もが「天使」に見えるかもしれない。しかし、受け入れは容易だが、船から降ろすのは簡単ではないということを肝に銘じてほしい。

だからこそスタートアップにとって「仲間」というファクターはとても重要であり、成功を左右するポイントになりうると言っても過言ではない。

正式メンバー以外の助けは大歓迎

バンドとスタートアップが似ている点はもう一つある。そのバンドやスタートアップの事業に共感したメンバーが自然な奉仕の精神でボランティアとして手伝ってくれることだ。

これはバンドリならバンドが主催ライブをやる時に、主催者以外の仲間がどんどん手伝ってくれる。
スタートアップなら、自分の得意な分野を限られた時間だけ提供してくれる。例えばチラシを作ったり、イベントの企画をしてくれたり、お金のプロなら財務諸表なども作ってくれるかもしれない。

バンドもスタートアップも、重要なのはメンバー集めだが、まわりを自然と焚き立てる音楽のエネルギーや社会を変えそうなワクワクする事業なら自然と人が集まってくる。その人の輪の大きさや広がり方で、バンドやビジネスの筋の良さも何となく見えてくる。

まとめ

スタートアップはバンドのようにカジュアルに始められるだろう。しかし、本当に仲間にする相手は厳選して選択し、深く考えてチームをつくっていく。
そして、コアメンバーではなくても自然と手伝ってくれるような仲間を引きつけるのが理想。
そのためには、普段から見返りを求めないGIVE、GIVE、GIVEの精神で周りに接していこう。

Posted from するぷろ for iOS.

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