「慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」はしっかり12話まで見たい作品

毎期アニメ放送が多くどれを見ていいのか迷いますね。
そんな時、1.2話見て「これ、いいや、ちょっとつまんない、、」と早々に離脱してしまうアニメも多いでしょう。

しかし、今回見た「慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」ですが、1.2話で離脱するにはもったいないと思い記事を書きます。

「慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」とは?

超ハードモードな世界の救済を担当することになった新米女神のリスタ。チート級ステータスを持つ勇者・竜宮院聖哉の召喚に成功したが、彼はありえないほど慎重で?
「鎧を三つ貰おう。着る用。スペア。そしてスペアが無くなった時のスペアだ」異常なまでのストック確保だけに留まらず、レベルMAXになるまで自室に引きこもり筋トレをし、スライム相手にも全力で挑むほど用心深かった!そんな勇者と彼に振り回されまくる駄女神の異世界救済劇、はじまる!via:TVアニメ「慎重勇者」公式サイト

「慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」の見どころ

このアニメ見どころを3点あげるとしたら、

  1. テンポの良さ
  2. シリアスさとギャグの絶妙なバランス
  3. 問いに対する答えがある

です。

テンポの良さ

全12話という枠内に、レベル1で転生された勇者が魔王を討伐するまで含めなければならない。
そのテンポたるや音楽を奏でるように爽快に進んでいく。
例えばストーリー。
通常はコツコツレベルを上げ、強さに合ったイベントをこなし、仲間を増やして共に困難を乗り越えていくのが王道。
しかし、「慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」は根底から違う。
ドラゴンボールに例えるなら冒険当初から頻繁に精神と時の部屋で鍛えまくって挑むスタンス。
レベル1スライムにでもメラゾーマをぶっ放すような慎重ぶり。
そんな、「鍛えまくる→冒険に行く→さらに鍛えまくる」という独特のパターンで進んでいきます。

シリアスさとギャグの絶妙なバランス

主人公のあまりの慎重ぶりに同行している新米天使のリスタも呆れ、不安になりながらも何とか冒険についていく。
街中ではモンスターに襲われている最中なのにもかかわらず、時間軸の違う天界に戻って鍛えてから冒険世界に戻るなど、通常なら考えられないような予想を超える慎重ぶり。そんな呆れる行動に対して怒涛に突っ込むリスタ、しかしイケメン主人公だから強くも言えず、チャンスがあれば天界人と人間界の主人公との禁断の恋なんか期待しちゃったりなど、天使らしからぬ行動と欲望ぶりの展開に驚きと笑いの応酬です。

そんな中、しっかりとした作画と脚本で気合十分のバトルシーンなど織り込んでくるので、シリアスとギャグの振り幅が大きくなり作品の魅力も増しているのだと思います。

問いに対する答えがある

この作品に感じる問いとは何だろうか?
誰もが思うのは、「なぜ、そんなに主人公は慎重なのか?」という点だろう。
いくら性格に「ありえないくらい慎重」と書かれていても、ああそうですか、と納得してしまってはちょっとつまらない。

だから表の答えは「レベルを上げまくって簡単にクエストを進めたいから慎重」である。と認識しつつも、そもそもなぜこの主人公はありえないくらい慎重になったのか?という裏の問いが残る。

そして、この物語は12話で裏の問いまでしっかりと答えてくれる爽快ぶりだ。

テンポよし、シリアスとギャグのバランス良し、そして表裏一体の問いにもしっかり答えてくれるだけあってとても満足のいくアニメ展開でした。

さいごに

もう異世界物は何本も見ていますが、どの作品も個性が尖っていて楽しいですね。
同じような作品が増えてくると、「作画崩壊」「支離滅裂」「つまんない」など結構辛辣なレビューが散見されます。

ただ、そういったレビューは見ている人たちのスタンスや前提が各々違うのであまり気にしなくて良いと思っています。

作者が何かに想いを馳せ、ゼロから物語を生み出す作品。そんな苦労から生み出された作品にマルバツ評価するなんて正直時間がもったいないです。
どんな作品も、自分が好きだと思ったら何か得るものが必ず一つでもあると思います。
ありふれたアニメの世の中ですが、まわりに影響されず、ただ単純に物語を楽しんでいきたいですね。

では、また
よい物語ライフを


Posted from するぷろ for iOS.

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Gadget好き。中でもApple製品のシンプルデザインに惚れ込んでいる。iPhoneやiPadなど星の数ほどあるアクセサリーの中からオシャレでクールな商品を見つけて紹介。また、アニメ・ビジネス書もこよなく愛す。