糸井さんの「インターネット的」というこの本は2001年に発売、つまり十数年以上経過しています。
そして近年この本は未来を予測していた。という驚きから注目をあびています。
本当に未来のことを予言していたのか? という評論家として読むにはもったいない本
これはメディア戦略の手口なので仕方がないのですが、「未来を予測していた」と聞くとどうしても人は「比較・評価」してアラを探そうとしてしまいます。
ただ、それはちょっともったいない。
この本からぼくが学んだ1番のことはこちらです。
不確実性の未来でも考え続けることをやめないこと
最近はAIが騒がれて、仕事がなくなる、だから副業しましょう、人生100年時代、というキーワードが飛びかっています。
これらのワードは何が連想できるかわかりにくく、不安をあおり、少し有名な人が語れば不確かなことでも信じ込まされてしまいます。
だから自分で考える。
どんなこともビックワードのままでわからなければ分解して解釈して言語化して議論する。し続ける。
この、とことんまで考え続けるという糸井さん行動に共感しました。
ですので、この本からは昔考えた未来と、現実の未来を見比べて感心するための本ではありません。
何もわからない状態から、いかに推察して未来を描き続けるのか?
その根気と創造力を訓練するためのキッカケとなる本かもしれません。
では、また
スキマ時間に読めるビジネス書「10分要約サービスflier 」
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