- おおっ! これはなんだか美味しく出来たぞ、
- めちゃくちゃ簡単に作れちゃった
- 旨っ! ヤバイ、 教えたい!
美味しい料理をつくると、自分だけではなく色々な人に食べてもらいたいのが作る人の願望。
そんな美味しいレシピを公開させ、多くの人に見てもらえる場を提供してくれているのがクックパッドです。
クックパッドでは、
- 公開した料理に共感し、
- 同じレシピを作り、
- 作ってみましたよー、美味しかった、ありがとう!
という作り手にささやかな喜びを与えてくれるシステム 「つくれぽ」 というのがあります。
やっぱり公開した料理は多くの人に見てもらいたいし、多くの人にチャレンジして作ってもらいたいですよね。
今回は、
わずかな水で、枝豆の旨味をギュッと閉じ込める究極の調理法です。簡単・美味しい・ガス代・水道台節約レシピっ!…
という8月上旬に公開したレシピがわずか10日弱で「つくれぽ10人」 という快挙を成し遂げたので、
その爆発的アクセスの獲得と、作ってみたいという気持ちから「よし、作るぞ!」という行動にさせた手順をまとめてみる。
クックパッドでより多くに人に”つくれぽ”してもらうために実践した7つの手順
- おっ!と思わずクリックしてみたくなる驚きを含めたタイトル
- キャッチコピーで作り手の興味を最大限に刺激する
- とてもジューシーでヨダレが出そうな写真を掲載しよう
- レシピはとにかくシンプルに、写真を載せて簡単に見せる
- 調理器具は一般的なもので作れるようなレシピにこだわる
- コツ・ポイントには調理時に感じるQ&Aを書く
- レシピの生い立ちは説明ではなく、作者の”顔”を想像させる物語を書こう
1,おっ!と思わずクリックしてみたくなる驚きを含めたタイトル
ブログにしてもタイトルが重要なのはよくご存知ですよね。
それはクックパッドの中でも全く一緒です。
今回のタイトルは「水100ccだけ、最高の枝豆のゆで方」ですね。
まず、”水100cc”というところに注目してください。
「えっ?」
って思う方が多いのではないのでしょうか?
一般的な枝豆の調理方法は、たっぷりのお湯で、グツグツ沸騰させた中に、塩をぶっ込みながらゆで上げるというもの。
お湯も、ガス代も、手間も、時間もかかる上、旨みも流してしまいます。
そんな枝豆の”常識をくつがえす”
「水100ccだけ」
作り手に「どうやって? なんで? マジで?」と興味を持ってもらうことが大切です。
このタイトルがもし、「少ない水でつくる美味しい枝豆のゆで方」では、弱いですよね。
少ない水という表現では、人によって感じ方が全く違うのです。
誰もが誤解のないように解釈できるくらい具体的な数字を表し、驚きを示すようなタイトルが作り手の興味を刺激します。
ポイントは、タイトルで驚きを与え、その先を覗いてみたくなる仕掛けを含ませることです。
2,キャッチコピーで作り手の興味を最大限に刺激する
レシピは公開すると”新着レシピ”と、関連キーワードで検索した場合(ここでは”枝豆”)下記のように表示されます。
ここで掲載される文書はわずか2行(40文字程度)です。
タイトルに興味をそそられた作り手へ、さらにたたみかけるように感情へ訴える文章を書きます。
「わずかな水で、枝豆の旨味をギュッと閉じ込める究極の調理法です。簡単・美味しい・ガス代・水道台節約レシピっ!」
- わずかな水で←水100ccについて、「本当に少ない水ですよ」という再認識を促す
- 旨みをギュッと←カタカナを使い、美味しさをリアルに表現
- 究極の調理方法←究極とは?という謎をのこす文章
- 簡単・美味しい←作りたい料理の必須条件
- ガス代・水道代節約←意外と気にするコストにも記し、”知りたい”という気持ちを刺激する
疑問を含ませ、とにかく”知りたい!”という興味を持たせたら成功です。
3,とてもジューシーでヨダレが出そうな写真を掲載しよう
キレイな写真、汚い写真、ピンボケ写真、は要りません。
一眼などがあれば最高ですが、今どきのスマートフォンであれば様々な加工可能なアプリがありますのでひと手間加えて撮りましょう。
撮影の仕方で迷った時のコツは1つだけ、
自分の作った料理で、”パクっと食べたい!”
と思ったポイントをグッとアップで撮り、アプリで加工するだけです。
中途半端な距離感や、必要のないおかずを取るより、美味しそうな瞬間を切り取った写真のほうが感性に響きます。(湯気なんかあってもいいですよね)
オススメはこちら、
SnapDish 料理カメラ – みんなの料理写真&レシピ 2.2(無料)
ピント合わせを直感的に!
指でなぞって好みの部分のみピントの合った綺麗な写真が投稿できるようにピントを料理に集めるとより美味しそうな写真を撮ることができます!
4,レシピはとにかくシンプルに、写真を載せて簡単に見せる
ポイントは、写真だけで作り方が想像できることを目指す。
ただし、写真枚数を多くしてレシピ工程を増やしてしまっては問題です。
最低限でも2段くらい(8工程)程度に収まることを目指してストーリーを考えましょう。
「おっ、これなら私でも簡単にできるかも?」
と思っていただくことが必要です。
”美味しく・簡単・誰にでも作れる”をモットーにレシピ工程を構成してみましょう。
5,調理器具は一般的なもので作れるようなレシピにこだわる
超高級な圧力鍋、熱伝導率が高い銅のフライパン、ピッカピカのブランド鍋、ルクエ、タジン鍋、土鍋
まぁ、調理器具は山ほど種類がありますが、より多くの人に自分のレシピを作ってもらうためには、ポイントが2つあります。
- どこの家庭にもありそうな調理器具であること←「この調理器具じゃないと料理できないのか・・・」と作り手をガッカリさせてしまう
- 調理器具の準備、片付けが簡単であること←「この鍋出さなくちゃいけないのか・・・・めんどくさいな」と料理することに抵抗を持ってしまう。
できるだけハードルを下げ、”誰にでも作れる”という作り手目線を忘れず、調理器具にはこだわり過ぎないようにしましょう。
だだし、レシピの中でおいしく作れる調理器具があれば、是非オススメしてあげましょう。同じ器具を持っていたり、知らなかった情報をシェアするとより喜ばれ、ファンの獲得にもつながります。
6,コツ・ポイントには調理時に感じるQ&Aを書く
最初はよく塩で揉み、口当たりの邪魔をする縮毛をしっかり取る/水は少ないくらいかなぁ(100cc)を守る/無水鍋などしっかりフタが閉まるモノが良い/ゆでた枝豆は絶対に水にさらさない事/混ぜる塩は粗いとガツンと美味しいよ。
引用元:水100ccだけ、最高の枝豆のゆで方 by ウェブ料治 [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが153万品
- なぜ枝豆をよく塩で揉む必要があるのか?
- 水は本当に100ccでいいのか?
- どんな調理器具がオススメなのか?
- 水で豆を冷やしていいのか?
- 塩の種類はなんでもいいのか?
というように、些細なことから、あまり重要ではないことまで、
思いつく限り、書ける限り作り手の不安を払拭してあげられるような文章にしてあげることが大切。
7,レシピの生い立ちは説明ではなく、作者の”顔”を想像させる物語を書こう
だだっ広い田園にポツンとある産直販売農家さんとの世間話から学びました。
「大量の水で枝豆ゆでちゃァだめだよ、旨味と香りが逃げちゃうべさぁ、枝豆は煮るもんだよ、今度煮てみろ、うめぇから」
まさに青天の霹靂、美味しく簡単すぎて驚愕でした! 感謝引用元:水100ccだけ、最高の枝豆のゆで方 by ウェブ料治 [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが153万品
なぜこのレシピを思いついたのか?キッカケは?思い出は?
「レシピの生い立ちなんて別にいいんじゃない?」
と意外と重要視されていませんが、ここはファンを作るための重要なスペース。
生い立ちにはレシピ掲載者の”顔”を想像させることができます。
この文章1つでファンを作り出し、次のレシピも見てみたいという”期待”の行動へ移っていただくことが可能です。
- 「なんとなく作ってみました」
- 「適当に混ぜてみました」
- 「チンしただけです」
というように、レシピに”熱意”が感じられない文章はやめたほうがいいですね。
ポイントは、物語と熱意です。
以上7点が私がつくれぽ10人早期に達成させるために実践した7つの手順です。
最後に
- 美味しい料理は知ってほしい
- 美味しいレストランも知ってほしい
- 面白いスポットも教えたい
- 楽しい体験を語りたい
など、私は無性に感動しやすい質でして、気持ちが踊ることは多くの人と共有したいと思ってます。
その中でも生きていく中で重要な要素 ”食” について、これからも”美味しく・簡単・誰にでも”という点にこだわり続け料理していきます。
では、また。