なんだか最近Cドライブの容量が急に圧迫されていると感じたことはありませんか?
実はiPhoneやiPadをPCにバックアップしていると通常Cドライブに保存されてしまいます。近年CドライブはSSD化されて起動が高速。しかし容量は512GB、256GBが主流ではないでしょうか?
iPhoneの容量は年々拡大しており、もし家族でiPhoneやiPadを利用していて1台のPCにバックアップしているとあっという間に1TBなんて到達してしまいます。
今回はiTunesのバックアップ先をCドライブから、別の大容量ドライブに変更する手順をご説明します。
iTunes/iPhone/iPadのバックアップ先を変更する方法
本手順は5分程度で設定することができます。
バックアップ先変更の手順概要
- 「C:\」>「ユーザー名」>「AppData」>「Roaming」>「Apple Computer」>「MobileSync」>「Backup」という順でデフォルトのバックアップフォルダーを表示します。(C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup)
- 他のドライブや外付けHDDで新規保存先を作成 > 元の「Backup」フォルダーを丸ごと新規保存先に移動(コピー)(※今回はE:\Apple\Backup)
- コピー終了後、元のCドライブにある「Backup」フォルダーを削除。一旦削除が不安な場合はファイル名変更でもOK
- Windowsボタンをクリック > 検索欄で「cmd」と入力 > 表示された「cmd.exe」アイコンを選択 > 「管理者として実行」を選択
- 「mklink /d “C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup” “E:\Apple\Backup”」と文字を入力 > Enterキーを押す > 「~シンボリックリンクが作成されました」と表示されたら成功です。
- シンボリックリンクが正常に作成されたかを確認するために、元のCドライブの「Backup」フォルダーを右クリックして「プロパティ」を選択
iPhoneバックアップ先変更手順1
「C:\」>「ユーザー名」>「AppData」>「Roaming」>「Apple Computer」>「MobileSync」>「Backup」という順でデフォルトのバックアップフォルダーを表示します。(C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup)
新規の場合はフォルダがないので「MobileSync」>「Backup」の2つのフォルダを作成します。
iPhoneバックアップ先変更手順2
他のドライブや外付けHDDで新規保存先を作成 > 元の「Backup」フォルダーを丸ごと新規保存先に移動(コピー)(※今回はE:\Apple\Backup)
iPhoneバックアップ先変更手順3
コピー終了後、元のCドライブにある「Backup」フォルダーを削除。一旦削除が不安な場合はファイル名変更でもOK
iPhoneバックアップ先変更手順4
Windowsボタンをクリック > 検索欄で「cmd」と入力 > 表示された「cmd.exe」アイコンを選択 > 「管理者として実行」を選択
iPhoneバックアップ先変更手順5
「mklink /d “C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup” “E:\Apple\Backup”」と文字を入力 > Enterキーを押す > 「~シンボリックリンクが作成されました」と表示されたら成功です。
iPhoneバックアップ先変更手順6
シンボリックリンクが正常に作成されたかを確認するために、元のCドライブの「Backup」フォルダーを右クリックして「プロパティ」を選択。リンク先の確認(ここでは私が指定したEドライブになっています)。最後に「ファイルの場所を開く」をクリックして指定した保存フォルダが開けば完成です。
さいごに
Cドライブ(システムドライブ)をなるべく軽めにしておいておきたい場合はこの設定が最適です。少し複雑に感じるかもしれませんが手順通りゆっくり進めてみてください。
では、また