Amazonがプライム会員向けについに音楽も無料で聴き放題のサービスを提供してきた。
ビデオに続き、音楽もだ!
月3,900円のお急ぎ便使い放題の会員に登録すればプライム会員対象のビデオや音楽が楽しめてしまう。
正直最近のAmazonはAppleも凌ぐ勢いを感じてならない。
この効果によりさらにプライム会員を増やすこと間違いないだろう。
他社とは違うAmazonの驚異すぎるビジネス展開
例えば動画見放題のサービスHuluなどのマーケティング方法は、
- 魅力的で豊富なコンテンツを宣伝
- 2週間などの無料期間を設けて
- 満足したユーザーに会員になってもらう
- 会員になったユーザーの満足が維持されれば口コミも始まる
- さらに会員が増える
見たいと思ったコンテンツが無ければ登録しないし、動画を見なくても正直生活に支障がないので緊急性は極めて低い。
そのため、よほどコンテンツを強化するか、プラットフォームを広げてデバイス間のしがらみを取りのぞければユーザーは微増するだろう。あくまで微増だ。
Amazonの場合はどうだろうか?
プライム会員の歴史は長く、1度お急ぎ便の便利さに染まってしまったユーザーは通常配送に戻ることが少ない。
商品によっては朝注文して、その日の夕方には届くのだ。それが食料品でも可能なところがすごい。
この、お急ぎ便か、通常配送か?はただ単に早く届くというメリットだけではない。
欲しい商品がすぐに見つかり、送料無料、市場より低価格、最短で手元まで届けられるのだ。
仮に、欲しい商品を1日かけて探しに行ったとしよう。
電車や車に乗り、外を歩き、時間をかけて商品を探し出す。早朝に出発したのにお目当の商品にたどり着いたのは夕方だ、、、なんてこともあるだろう。
確かに、歩き回って商品を探すのは色々なものに触れることができ、新しい発見があるかもしれない。デートだったらちょうどいい娯楽にもなる。
しかしそれには交通費がかかり、あなたの時間が奪われ、やりたいことができなくなってしまっているのかもしれない。
Amazonが提供しているのは早さではなく、私達に他のいろいろなことを楽しませてくれる自由時間を与えてくれているのだ。
まさに私がAmazonから得られる便益は、
時間と、コストと、手間からの解放です。
わたしはこれだけでアマゾンにゾッコンしている。
すでに満足の私にAmazonは更に与えてくれる
もう私は満足なのだ、
それなのにもかかわらず、Amazonのプライム会員に対する手厚い待遇は歯止めを知らない。
動画見放題
音楽聴き放題
興味のない人にとってどうってことないサービスかもしれないが、この強烈な待遇はプライム会員達に新たな変化を与えてきた。
それは、
離反しようのないAmazonのプライム会員への強固な信用と
自動的に熱くプライム会員の素晴らしさを宣伝してくれる敏腕営業マンの量産だ
私たちが何かにお金を払ったり、物を購入したりするときに重要になってなってくる指標が口コミだ
評価が高ければそれだけでお店が儲かったり、商品が売れる時代である。
その口コミがよく知る知人からAmazonプライム会員の事をこのように言われたらどうだろうか?
「Amazonのプライム会員って知ってる?Amazonは動画や音楽など流通に関わる全てのことを変えようとしているんだよ、
Amazonから物を定期的に買ってくれる全ての人に、どこよりも素晴らしい満足のいくサービスを提供しようとしているんだ、
例えば朝注文した商品が夕方届いたり、どうしても送らなければならない本をその日中に届けたりすることができる。
さらにAmazonが提供する数多くの映画やドラマ、アニメなどあらゆる動画が見放題だったり、ヒット曲や洋楽、邦楽とあらゆるジャンルの音楽も聴き放題なんだ、Kindleを持っていれば毎月1冊オススメの本が無料で読めちゃう。
買い物に追われていた時間を短縮できて、尚且つ娯楽まで提供してくれるんだよ?
凄いのは価格!なんと1ヶ月分の給食費くらいの3,900円という年会費を払えばこれらのサービスは使い放題だ、
お試し登録は30日間無料、今すぐそのスマートフォンから始められるよ?
そういえば、あの本が欲しいって言っていたよね、、、」
どうですか?なんだかちょっとワクワクしてきませんか?
さすがにここまで熱く語る人は少ないかもしれませんが嬉しい体験は誰かに話したり分け合いたくなるようなものです。
Amazonは現有プライム会員の維持こそ全てだと確信している
ビジネスで共通しているのは新規顧客の獲得と、既存顧客の維持にかかる経費と労力は雲泥の差、ということ。
新規顧客の獲得には大々的なプロモーションや、大型俳優や女優を使った宣伝、口コミを広げたり、無料で提供したり、付け売りしたり、セット販売したり方法は多岐にわたる。
しかし、既存顧客を継続させるためには満足させ続けることと、サプライズを忘れないことだ。
満足させることとは、今提供している当たり前のサービスを劣化させず安定的に使えるように維持したり、緩やかにバージョンアップしていくこと。
サプライズとは、顧客が予想もしていなかったことを前触れもなく紳士的にサラッと提供したりすることだ。
今回の音楽聴き放題、ビデオ見放題がサプライズにあたる。
プライム会員なら誰もがこう思ったはずだ、
「今で十分満足しているのに、さらにこんなこともAmazonはしてくれるの?」
この驚きが、私たちに喜びと、Amazonプライム会員というプレミアム感と、この素晴らしさを誰かに伝えたいという衝動に駆り立てるのだ。
この文章を書いている私も、まんまとAmazonの敏腕営業マンに自然と仕立てられている。
だが、まったくストレスを感じていないのはなぜだろうか?
それは、私が伝えることに喜びを覚え、早くいろいろな人にこの素晴らしいサービスを知って幸せになってほしいからである。
そして、私のように心底プライム会員に満足している人こそAmazonの営業マンになってしまうのだ。
つまり、既存顧客の満足度を上げれば上げるほど、Amazonは新規顧客を獲得するためのプロモーションに多大な経費と労力を費やすことなく営業マンを量産することができる。
結果、Amazonはコンテンツ拡充や新たなサービスを提供することに労力とコストをかけることができるので、さらにプライム会員のお得感が増し、既存顧客の満足度も向上し、新規顧客も右肩上がりに上がるのだ。
全てはAmazonも利用者も幸せになり続けることができる驚異のビジネスプラットフォームの構築なのである。
プライム会員への待遇はこれからも、もっともっと素晴らしいものになるだろう。
今からでも遅くはありません、グーグルに次ぐ未来を変え、時代を牽引する巨大流通ビジネスAmazonのサービスをプライム会員で思い存分使ってみませんか?
満足いくこと間違いなしですよ!
では、また。
Posted from するぷろ for iOS.