「なんで、あいつは言ったことをやらないんだ?」
「こうしろって言ったのに全然望んでいたのと違うじゃないか。」
新人や後輩、部下指導をしているとこんな感情を経験したことはありませんか?
ちょっと待ってください。実は教えている部下の能力がないわけでもありませんし、教えている私たちの能力が低いわけでもありません。
本書は語る。
教えるためには技術がある
内容は2011年に刊行された「教える技術」のマンガ版である。
カジュアル衣料品店で着任したばかりの店長である主人公の神吉凛(かみよしりん)が、ふとしたきっかけで教える技術を学び、なかなか仕事を覚えない部下たちと一緒に店を盛り上げていくチーム一体成長型のサクセスストーリーです。
構成はマンガが8割、解説2割という形で活字中毒者には少々物足りない感があるかもしれませんが、
教える技術を活用し、部下たちがモリモリと成長して行く姿を見れるのはマンガの方がスッと頭に入りますし、なんだか一緒に喜んでしまいます。
数々発生する悩みや事件の中で様々な教える技術が使われていますが、私が好きな技術はこちらです。
教えることを知識と行動に分ける
これだけ、、
詳しくは触れませんが、
知識とはわかること
技術とはできること
部下をこの主軸でとらえ、わかっていること、できていることをリストアップし、足りないところをアドバイスや教えてあげるだけです。
ただ漠然としたアドバイスは時に部下を混乱させる障害にしかなりません。
しかし、今部下に対してどの部分にフォーカスして教えているのかを明確にすることにより、お互いが成長レベルを確認でき、部下の理解も深まります。
本書ではこのようなシンプルで、明日からすぐに使えるメソッドがわかりやすくマンガに織り交ぜられています。
- 言ったことを忘れてしまう部下
- 望んだ成果物を作ってくれない部下
- 何度言っても覚えてくれない部下
もしかしたら私たちの教え方や指導の仕方が未熟なのかもしれませんね。
感情論ではなく、その人の行動にフォーカスを当てた教える技術という行動科学を学んでみてはいかがでしょうか?
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