PCをしばらく使っていると誰もが直面するのはHDDの容量不足だ。その中でも特に重要なCドライブの容量不足は致命的である。
自作パソコンなら作成当初にCドライブをSSDにして高速起動にしてみたり、容量に余裕をもたせたドライブを実装させたりとカスタマイズが自由なのでそんなに心配はない。
しかし、メーカー製のPCとなると話は別だ、富士通、NEC、lenovo、など購入時点ではHDDの総容量は1TB近くあるものの、親切にもそのHDD容量を3つのパーテーションに分割されてしまっている。(私は現在lenovoを使用している)
- 50G程度のローカルディスク(Cドライブ)
- 940G程度の空き容量(Dドライブ)
- 100MB程度のシステム領域(Eドライブ)
通常WindowやアプリケーションなどはCドライブに保存され、アプリをインストールする度に容量は圧迫されてくる。
通常の使い方なら50Gあれば十分だろうが、計画的な使い方をしなかったり、Adobe製品や動画編集ソフト関係をインストールして使い続けると、何かと容量が圧迫されてきます。私も、Adobe製品を多くインストールしているので、気づいた頃にはHDDの容量がとんでもないくらい少なくなっていること分かった。
そこで、禁断の領域である「HDDのパーテーションを変更して容量を増やす」という方法を取ることにした。
- 1 ハードディスクの領域を再設定!Cドライブの容量不足を解消させる14の手順
- 1.1 「Partition Wizard Home Edition」のインストール(手順はGigazinさんを参照) ↓
- 1.2 起動してCドライブの領域とDドライブの領域を確認 ↓
- 1.3
- 1.4 Dドライブの容量を選択し「Move/Resize」をクリック ↓
- 1.5 領域を確認したらDドライブの領域を減らす方向へ(右)動かす。数値を入力してもいい。 ↓
- 1.6 今回は100G程度Dドライブからいただくことにする。 ↓
- 1.7 「OK」を選択すると、仮に領域が出来上がります。(左上のApplyを押さなければいつでも変更/キャンセル可能) ↓
- 1.8 次はCドライブ領域に、先ほどのDドライブから削った100G領域を割り当てる指示を行う ↓
- 1.9 Cドライブに増やせる領域が増えています。 ↓
- 1.10 Cドライブの領域を最大まで増やします。 ↓
- 1.11 一気に148.5Gまで領域を増やす指示がかけれました。 ↓
- 1.12 いよいよすべての指示を実行にうつすために「Apply」を押します。 ↓
- 1.13 「省電力モードにならないように、それから他のアプリを終了させるように」と促されます ↓
- 1.14 「OK]を押した後はパーテーション領域の変更が開始されます。 ↓
- 1.15 終了がでたら、パーテーションの領域変更は完了です。 ↓
やりたいことは「Dドライブの容量が沢山あるから、それをCドライブのハードディスクに割り当てたい」という事
今回参考にしたのは、Gigazinのこちらの記事とそこでピックアップされていた「Partition Wizard Home Edition」というパーティションのリサイズ・作成・コピー・変換・完全消去などが簡単にできるフリーソフトだ。
パーテーションの領域変更は、ちぎれた腕をくっつけて今までどおり使えるようにするくらい痛みを伴う作業だ。しかし、結果を先に申し上げると「あっけなく終了した」である。
それだけこの「Partition Wizard Home Edition」というフリーソフトはハードディスクのパーテーション領域変更を容易に行なってくれる。
しかし、簡単だからといって甘く見ずに、くれぐれも実行前には必ず”バックアップ”を行うこと。これはPCに何か手を加える時の鉄則である。
それでは、バックアップが完了したとみなして、さっそく手順を公開するので、是非ハードディスクの容量不足でお悩みの方は参考にして欲しい。
ハードディスクの領域を再設定!Cドライブの容量不足を解消させる14の手順
「ハードディスクのパーテーション変更は痛みを伴う」という事を再認識してから下記の手順を進めてもらいたい。但し、成功すればCドライブの容量不足から開放され快適なPCライフがおくれることを約束したい。
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「Partition Wizard Home Edition」のインストール(手順はGigazinさんを参照) ↓
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起動してCドライブの領域とDドライブの領域を確認 ↓
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Dドライブの容量を選択し「Move/Resize」をクリック ↓
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領域を確認したらDドライブの領域を減らす方向へ(右)動かす。数値を入力してもいい。 ↓
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今回は100G程度Dドライブからいただくことにする。 ↓
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「OK」を選択すると、仮に領域が出来上がります。(左上のApplyを押さなければいつでも変更/キャンセル可能) ↓
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次はCドライブ領域に、先ほどのDドライブから削った100G領域を割り当てる指示を行う ↓
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Cドライブに増やせる領域が増えています。 ↓
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Cドライブの領域を最大まで増やします。 ↓
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一気に148.5Gまで領域を増やす指示がかけれました。 ↓
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いよいよすべての指示を実行にうつすために「Apply」を押します。 ↓
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「省電力モードにならないように、それから他のアプリを終了させるように」と促されます ↓
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「OK]を押した後はパーテーション領域の変更が開始されます。 ↓
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終了がでたら、パーテーションの領域変更は完了です。 ↓
いかがでしょうか?そんなにハードディスクの容量がない方であれば数十分で完了します。長くても1時間見ていればいいです。
おそらく終了した瞬間
「こんなもんか・・」
と感じるかもしれません。私もパーテーション領域変更がこんなに簡単にできてしまい、しかもフリーソフトということに驚きました。
痛みを伴うパーテーション変更でしたが、全身麻酔で手術されたことを忘れるくらいスムーズな処理です。そんな素晴らしい名医を召喚してくれるブラック・ジャック的なフリーソフト「Partition Wizard Home Edition」を是非使ってみてください。
容量不足から開放された日々は最高のPCライフを約束してくれますよ。
検討を祈ります。