新型iPhone11の発売前に現在のリアルな情報を簡単にまとめて低価格戦略の真意を考察する

去年iPhone Xを買いましたが、またまた魅力的なスペックと価格で登場しましたね。情報がだんだん出揃ってきましたので、いったんまとめたいと思います。

国内販売はいつ?予約はいつから?

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社は新型iPhoneについて20日の午前8時以降に発売を始める。予約の受付は13日午後9時以降に開始。

どの機種ライナップする

携帯各社とも「iPhone11」「iPhone11Pro」「iPhone11Pro Max」

価格帯はどんな感じ?

基本的に端末の最大値引き幅は2万円。
ソフトバンクはそれを回避するために施策を考案。端末価格が最大で半額になるとのこと。具体的には通信契約とひもづけず、端末単体で購入できるようにすることで、最大2万円の端末値引きの制限を回避した。

基本価格は、iPhone11が74,800円、iPhone11Proが106,800円、iPhone11Pro Maxが119,800円どれも前回に比べて低価格設定になった。

なぜ価格が安くなったの?

性能は全てアップしている。原材料や品質を下げて安くなったのではないのは確か。

要因

世界的なスマホ市場の鈍化に直面、欧米や中国の消費者の大部分は既にスマホを所有しており、デバイスのスペック向上などを理由に買い替えに消極的になっている。

調査会社IDCの予想によると、業界全体の出荷数は2019年前年比2.2%減と、3年連続で減少する見込み。iPhoneは今年15%落ち込む見通しだ。さらに米国が中国からの輸入品に15%の追加関税を12月15日以降にかけるためさらに厳しくなる。

価格を下げた狙いは?

上記の要因もそうだが、戦略としてAirPodsやiPad、Apple Watchなどの購入につなげる意図もあるだろう。Apple製品のデバイス間の親和性は素晴らしくスムーズだ。さらにApple Watchを身につけてしまえば数年iPhoneの呪縛からは逃れられなくなる。国内でもApple Watch Series 5が発売される報道と同時にApple Watch Series 3の価格が2万円を切るという攻めの価格を打ち出した。これにより、今ままでApple Watchを買い控えていた新規顧客を巻き込み、ついでにApple Watchを起点にiPhoneを買わせたりとカスタマーエクスペリエンスの拡充に躍起になっている。

加えて動画配信サービスのApple TV+の価格が5ドル以下に設定され、Amazonのプライムビデオやディズニーが11月に配信するディズニープラスなどの競合を大きく下回る。

つまり、iPhone単体でのハード戦略ではなく、ハードとオプションを融合して買わせるような戦略とともに、それを拡充させるソフト面での敷居を下げることで結果的に顧客一人当たりの収益底上げに貢献するのだろう。

また一部調査会社の投資家向けメモによると、「現在iPhoneが全世界で9億人のユーザーを抱えており、Appleはストリーミング分野でも今後3〜4年で1億人の顧客を獲得できる」という声も上がっている。

いずれにせよ、これに加えて低価格iPhoneが普及されればサブスク収入も増え、ハード収益に依存していたAppleの収益体制もより安定的な基盤確立へ動くだろう。

iPhone – 選択のサポート – Apple(日本)

Posted from するぷろ for iOS.

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ココロをオシャレに刺激するサイト「tetumemo」

Gadget好き。中でもApple製品のシンプルデザインに惚れ込んでいる。iPhoneやiPadなど星の数ほどあるアクセサリーの中からオシャレでクールな商品を見つけて紹介。また、アニメ・ビジネス書もこよなく愛す。