Amazonプライムで少し気になるタイトルを発見。
キャッチーな題名だし、レビュー評価も高く、アイロンでもかけながらダラーッと観てたら、、、
ダメ、全然アイロンかけれなかった。
作品に心つかまれiPadの画面をくいるように観てしまい、現在の時刻は午前3時近いです。
乱暴に感想を述べるなら
良かった!感動した!泣けた!考えさせられた!
と、ありきたりの言葉を並べて表現できる良い映画だった。
ただ、観終わったあと気持ちは晴れやかに終わったが、実際本当に観て欲しい人に観てもらうにはどうしたらいいのか考えさせられた。
本当に見てほしい人とは誰だろうか?
その前に『ちょっと今から仕事やめてくる』の簡単なあらすじ
Amazonより
ブラック企業で働く青山(工藤阿須加)は、ノルマ・長時間労働・上司のパワハラで精神的に追い詰められていた。疲労のあまり、駅で電車に跳ねられそうになってしまった青山を助けたのは、幼なじみのヤマモト(福士蒼汰)と名乗る男。青山はその男を覚えていなかったが、ヤマモトの強引なペースに乗せられ一緒に時間を過ごすうちに、前向きになり仕事も順調に進んでいくようになる。そんなある日、青山がヤマモトについて調べると、何と3年前に自殺していたことが分かる。あの男は一体何者なのか?そして、ヤマモトから勇気をもらった青山が下す決断とは・・・?(C) 2017 映画「ちょっと今から仕事やめてくる」製作委員会
予告
この映画を本当に見てほしい人は?
大まかに3点あると思う
- 現在、仕事で似たようなシチュエーションで苦しんでいる人を知っている人
- 現在、仕事で似たようなシチュエーションで苦しんでいる人
- 現在、過去、この会社の上司のような行動をとっている人、とったことがある人
ここで1番目になぜ苦しんでいる当事者を持ってこなかったのには理由がある。その答えも映画がしっかり訴えてくれている。
実際、私もいろいろな人を見てきて、たくさん相談にのったことがあるが、仕事に行くのが嫌になっている人、心が苦しくなってきている人はどんどんどんどん視野が狭くなってきている。
例えるならボケが強い単焦点の一眼レフのようになってくる。それもその画像はカラーではなく、暗く、黒いモノクロになってきているので、ぼかしの効いた暗闇の中にあるただ一点しか見えていない状態になっている。
その状態から自分自身の力だけで這い上がってくるには相当キツい。
そんな視野がとても狭くなっている人にこの映画をみせてもあまり冷静に考えられる状態ではないと思う。
ゆえに、この映画は誰がみるべきか?と考えたとき、現在、仕事で似たようなシチュエーションで苦しんでいる人を知っている人が1番当てはまるのだ。
職場でも回りでも、そんな状態におちいっている人、おちいりそうな人を見つけてできるだけ早く声をかける。
職場は意外と残酷だ。ブラックな職場は昔より少なくなったかもしれないが、誰かが叱責されていたり、落ち込んでいたりしても気軽に声をかけるおせっかいな人物は非常に少なくなってきていると思う。
今はそんな人がいなくても時代として辞めやすく、転職しやすい流れになってきているから問題ないと考える人もいるだろう。
しかしつらい状況になり始めている人は違う。時間の経過とともに行動するための選択肢がビックリするくらい考えられなくなってきてしまい、「選択」というオプションが最後には無くなる。
だからこそ気づいているまわりの人の助けが早く必要になる。
「助け」というと偽善、お節介、余計なお世話と感じるかもしれないが、遠慮して行動しない時間分だけその相手の負のスポンジはどんどん膨らんでいってしまう。膨らみきったスポンジは何も吸おうと思わないし、むしろ吸えない。
そして、その負のスポンジは自分自身で絞ることもできなくなっているので、何とか手を尽くして徐々に絞っていくしかなくなる。
そんな負の心のスポンジが膨らむ前にとにかく早めに気づいて絞ってあげる。こういった心のリセットが人には小まめに必要だと強く感じる。
また、3つ目には現在、過去、この会社の上司のような行動をとっている人、とったことがある人に観てほしいと書いたが、本当に観てほしい。
ただ、こういった人は自分からこの手の映画に興味を示さないかもしれないので、職場全体でオススメしてみるのもいいかもしれない。
さいごに
人の本質は人によって無理に変えられない。変えるのは非常に難しい。
自分を変えるのは自分自身。まわりはその気づきだけを与えられるスイッチのようなもの。だから変わってほしい人がいるなら座学や訴えで「変わってほしい」旨を伝えるのではなく、このような映画を1つのツールとして、その人にささるスイッチが見つかるまで気づきのポイントを提供し続ける必要があると思っている。
それでも変わってくれないならどうするか?
その人といるのが本当にキツイならどうするか?
答えはこの映画の中にある。まさに、会社を辞めることは「逃げること」では決してないということ。だから堂々と会社にこの言葉を捧げよう。
『ちょっと今から会社やめます』
では、また
この映画を見るなら↓
Posted from するぷろ for iOS.