2022年11月からじわじわと人気が高まり、今ではTVや雑誌でも当たり前のように紹介されるようになった話題沸騰のChatGPT。
私も使用して半年以上経過しますが、毎日お世話になっている生活必需ツールとなっています。
今回は多くのブログや書籍でも紹介しているChatGPTを使い始める方法を、裏技的な方法を織り交ぜながらご紹介します。少しイレギュラーな登録豊富尾ですので、捨てメールアドレス等を使用して登録することをオススメします。
・OpenAIのアカウントを複数登録しようと思ったら「This phone number is already linked to the maximum number of accounts(この電話番号は、すでに最大数のアカウントにリンクされています)」と表示されてしまった!でも、もう使える電話番号が無い!
・無料枠のAPI利用をしたいので、複数のOpenAIアカウントを作成したい!
ChatGPTを使うためにOpenAIアカウントを登録する必要があります。用意する情報何ですか?
ChatGPTを使う前にOpenAIについての理解しましょう。
ChatGPTは、OpenAIが開発した人工知能技術の一つです。具体的には、GPT(Generative Pre-trained Transformer)という言語モデルをベースにしており、大規模なテキストデータを学習して自然言語生成や文章の理解などのタスクをこなすことができます。
OpenAIは、人工知能技術を研究・開発することを目的とした非営利団体であり、ChatGPTはその中でも開発された技術の一つです。OpenAIは、ChatGPTをはじめとする多様な人工知能技術の研究・開発を行っており、それらの技術を広く社会に還元することを目指しています。
つまり、ChatGPTはOpenAIが開発した人工知能技術の一つであり、OpenAIはChatGPTを含めた多様な人工知能技術の研究・開発を行っています。
OpenAIのアカウントを登録するために必要な情報は?
- メールアドレス:OpenAIアカウントを作成するためには、有効なメールアドレスが必要です。メールアドレスは、アカウントの作成時に登録され、OpenAIからの通知やアップデートが届く場合があります。
- パスワード:OpenAIアカウントを作成するためには、セキュアなパスワードが必要です。パスワードは、アカウントの保護に重要な役割を果たすため、十分な強度を持つものを選択することが重要です。
- 支払い情報(オプション):OpenAIのサービスを利用するためには、支払い情報を提供する必要がある場合があります。支払い情報は、クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコードなどが含まれることがあります。
- 認証情報:OpenAIアカウントを作成するためには、認証情報が必要です。認証情報は、アカウント所有者が実際に登録していることを確認するために必要な情報で、通常は氏名、住所、電話番号、生年月日などが含まれます。
これらの情報を入力して、OpenAIアカウントを作成することができます。
この中で気になるのが、「電話番号」です。認証をするためにSMS受信ができる電話が必要になります。重要なのが、一つの電話番号に紐付けられるメールアドレスは2つまでとなっています。
今回は・・・
という方のために、自分の電話番号以外を使って登録する方法をご紹介します。
SMS受信ができる無料の一時的な電話番号を取得する
一時的な電話番号を取得できるサービスが複数あります。
これらのサービスを活用して電話番号を取得し、オンライン上でSMS受信してOpenAIのアカウントを登録することができます。
- anonymsms.com (無料)
- sms-activation-service.com (無料)
- smsnator.online (無料)
- receive-sms.cc (無料)
- temp-number.org (有料)
今回は上記のうち一つのサービスの使い方をご説明します。
anonymsms.comの使い方
anonymsms.comにアクセスします。↓
好きな国と電話番号を選び、「Receieve SMS」を選択します。 ↓
OpenAI登録時に電話番号を入力することで、「Receieve SMS」に認証コードが送信されてきますので、それを使用しましょう。
一時的な電話番号を利用して、OpenAIのアカウントを登録する
それでは早速一時的な電話番号を利用して、OpenAIのアカウントを登録してみましょう。まずはOpenAIにアクセスして「Sign up」を選択してください。
Gmailがある場合、「Continue with Google」で進めると楽です。Microsoftでも可能です。 ↓
名前や生年月日等を入力 ↓
先程anonymsms.comで選択した電話番号とを入力します。国も忘れずに切り替えましょう。↓
anonymsms.comの先程入力した電話番号の「Receieve SMS」を開き、SMS受信した認証番号を確認。
OpenAIの認証欄に取得したコードを入力して登録完了です。
おめでとうございます!これで自分の電話番号を利用せず、ChatGPTを使えるようになりました。実際に色々質問して楽しんでみましょう!
最後に番外編として、こんな質問にお答えします。
OpenAIのアカウントを何個も必要とする場合は?
普通に使う方は必要ありません。他のサービスとAPI連携を楽しむ場合は複数のアカウントを所有して、用途によって切り分けたいと思う方もいると思います。
APIについて
APIは、プログラムが他のプログラムと話をするためのルールのことです。たとえば、あなたが友達と話すときには、「こんにちは!」とか「元気?」とか決まった言葉がありますよね。それと同じように、プログラムも決まった言葉で話をします。
例えば、あなたがゲームをしているとします。そのゲームには、Twitterに投稿する機能があるかもしれません。しかし、そのゲーム自体がTwitterと話をすることはできません。そこで、ゲームがTwitterに話しかけるためのルール(API)が用意されます。ゲームはそのルールに従ってTwitterに話しかけることができ、Twitterからも返事がもらえます。
APIを利用することで、例えば、あなたが自分の好きなSNSアプリから別のアプリに写真を送ることができたり、SNSアプリ上の友達リストを別のアプリで利用できたりします。ただし、APIを利用する際には、そのサービスの利用規約やセキュリティに関する注意点を守ることが大切です。
しかし、API連携ということは、ChatGPTのリソースを使わせてもらっているので当然使用量によって利用料金が発生します。ちょっと遊ぶだけで利用料金を支払うのは気が引けますよね・・・。
その点はOpenAIは下記のように考慮してくれています。
- OpenAIは初めに登録したアカウントに18ドルの無料クレジットを提供する。
- この無料クレジットは、登録から3ヶ月以内のみ使用可能。
- 3ヶ月を超えた場合、または18ドルを使い切った場合は有料課金が必要になる。
つまり、無料枠を使い切ったら有料課金しなければならいので・・・・
という方は複数のOpenAIアカウントを取得したくなるというワケなんですね。
つまり、無料枠のAPIを取得したい場合は、その数分だけメールアドレスと電話番号が必要になります。
さいごに
少し裏技的な使い方でしたが、
- 自分の電話番号を使わずにOpenAIアカウントを登録して、サクッとChatGPTを使ってみたい!
- OpenAIのアカウントを複数登録しようと思ったら「This phone number is already linked to the maximum number of accounts(この電話番号は、すでに最大数のアカウントにリンクされています)」と表示されてしまった!でも、もう使える電話番号が無い!
- 無料枠のAPI利用をしたいので、複数のOpenAIアカウントを作成したい!
というお悩みは解決されたのではないでしょうか。
ただし、一時的な電話番号は似たような用途で使われることが多く、OpenAIと紐付けられている電話番号も多々あります。その際は他のサービスや、格安の有料プランを登録して活用してみてください。
それでは、ChatGPTを楽しんで行きましょう!