イノベーションと聞くとiPhone生み出したスティーブ・ジョブスが思い浮かぶ。
創造的なアイデアを出せ!
他社と違った企画はないのか?
お客様のニーズはなんだ?
というように、会社では常に「創造力」で飢えているのではないだろうか?
本書では、そういった悩めるアイデア難民の思考に刺激と救いを差し伸べてくれる良書だ
まんがでわかるデザイン思考から論理と創造の違いを学ぶ
本書の中で特に響いたのは、「お客に未来は聞かないこと」である。
これにデザイン思考の本質が隠されている。
例にもあるが、交通手段で馬が主流だった時代、お客に「もっと早く移動するにはどうしたらいいですか?」と聞いたら、「速い馬をくれ」と言われたに違いない。
しかし、そういったニーズを根本的から捨て去り、ゼロベースで考えたのが鉄道であったりフォード車の生み出した「T型フォード」だろう。
デザイン思考は「普通ならこう考える」という発想の前提を捨て去り、お客は何を言ったのか?どう行動したのか?どう考えているのか?どう感じているのか?という4つの思考フレームワークでお客を観察できるようになる。
マンガという感情移入しやすい構成だからこそ、デザイン思考を文字だけでなく、ビジュアルで楽しめるのも本書の利点だろう。
ぜひ本書で、潜在的ニーズを見つける「着想」、アイデアを創造・構築・検証する「発案」、市場に導入する「実現」の3つのプロセスを、わかりやすく体験していただきたい。
そして、読了後から早速顧客を観察しよう!
では、また
スキマ時間に読めるビジネス書「10分要約サービスflier 」
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