こちらの本は、新しいビジネスを切り開くための厳選された「接待の手土産」が選定されています。
しかし、この書籍がもっとも有効な時は「ミスを犯し、取引先に菓子折りを持って行く時」です。
なんだかミスを犯した時の菓子折りと聞くとあまりいいイメージがありませんが、ビジネスで修羅場を経験していく中、上司を巻き込み菓子折りを持って行くことは多々あります。
そんな時、ミドルクラスのマネジャーには秘書なんて付いていません。であれば自分のセンスで菓子折りを選ぶことになるのですが、これもまた上手くいきません。(ほぼ自己満足)
せっかくの謝罪です。謝ることから交渉が始まることがあります。是非ともこのチャンスを「早く終わらせたい作業」とするのではなく、「今後のビジネスにつなげるチャンス」と捉えれば謝罪も楽しくなりますよ。
なぜ謝罪の菓子折りにこだわりが必要か?
謝罪なんて誰もが早く終わらせたいもの、菓子折りも無難なものをさっさと選んで、迅速に取引先に赴き、スパッと謝ってしまいたいものですね。
しかし、これが一般の人、普通の人のスタンダードな対応です。
この人は違う!と思わせることができるビジネスマンはここであたり前と思える法則と向き合いギャップは何か?を考えます。
普段、ありがちな菓子折りやお土産をを貰っている取引先の目は肥えてます。そこで、その期待していなかった菓子折りに「相手に対する思いやり」というプライスレスの気持ちを載せ、それを心温まる品という形にして差し上げられたらどうでしょうか?
そして、さらにもう一歩踏み込むのであれば菓子折りを渡す相手だけを考えてはいけません。
その人の周りの従業員の方々、年齢層、一番注目したいのは「女性層」です。
女性層のアンテナはとても敏感です。その感度の高い人たちを喜ばせることができるとどうなるでしょうか?
想像してみましょう。
取引先に謝りに行き、菓子折りを渡す。一通りこちらの非を認めて謝罪した後、その場は現状維持か、関係回復までには至らないくらいにはなる。
その後、菓子折りを貰った担当者は社内の女性社員にポンっと何気なく渡す。
渡した後、昼休み過ぎに小腹が空いた女子社員たちが菓子折りを開ける。
そこから現れたのはある時期に限定でしか手に入らないとても貴重なチョコレート、あまりの品に驚きと嬉しさに包まれて、思わず菓子折りをポンっと渡してくれた社員に一言、、
「◯◯さん、これ、すごく美味しくてとても嬉しい菓子折りでしたよ〜!誰が持ってきてくれたんですか??」
と、予想外の反応に、さすがに「謝りに来た人だよ」とは言いづらく、「取引先の◯◯さんだよ」とポロっと事実を捻じ曲げて報告。
まさか、菓子折りが女性社員を喜ばせ、なんだか渡した私の気分も良いものにしてくれるとは、、、やるな、アイツ!
後日、また取引先を訪れてみると先日の怒りは落ち着いており、「そういえば、あの件だけどさー」と新しい話も切り出してくれる、、、
菓子折り1つでこんなサクセスストーリーもありえないと思うかもしれませんが、普通の人がやらないことは必ずしも印象に残すことができ、あなたの株をあげることができますよ。
謝罪はチャンス!ネガティヴを自分でポジティブに!
思考チェンジで仕事は数倍楽しくなります。ミドルマネジャー必須の書籍を手に入れて、望んで修羅場をくぐり抜け、経験という成長を手に入れましょう!
では、また
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