最近、資料作成やグラフ作成などの本が流行ってきてますね。
本書は、データ分析の基本にして強力な武器であるグラフを使って、データに隠れた問題の原因や真実をひと目でわかるようにし、次の一手を見出す方法を解説。分析にExcelを活用するためのポイントや、実践的なケーススタディも豊富に掲載した、これからデータ分析を学ぶ方のためのいちばんやさしい入門書です。
via:Amazon.co.jp: 直感でわかるデータ分析: 原 隆志: 本
本書を手にとっておどろいたのだが、ここまでグラフと分析の重要さを掘り下げてわかりやすく解説している本も珍しい。
「直感でわかるデータ分析」からわかるデータの本質
グラフというのは大抵、
「こんな風なグラフだと見やすいかな?」
「構成比はこんな感じだろう」
「わかればいいよね」
「カッコよく作ってみよう」
など、作り手の自己満足の発表資料になっているものが多い。
そもそもなぜグラフ化するのか?
なぜそのグラフを選んだのか?
そのグラフから何を読み取ってもらいたいのか?
グラフにするためにどんなデータを取るのかしっかりと考えたのか?
など、グラフ作成に至るプロセスをどれだけ重んじたかが重要であり、且つ、グラフを発表した後、相手がどう感じ、どのように動いてくれるのかがとても重要になってくる。
本書では、その一連のフローが基礎から実践まで完結型で記されており、最後は具体的な事例を例に発表形式までの完成まで解説してくれる。
また、参考にしている表も実用的。
よくあるグラフのHowTo本ではビジネスに役立たない学校のクラス替えや、出席番号などをソートしているだけ、
一方で本書は売上構成比、アンケート結果、売上推移、売れ筋の散布度合いなど、表の数字を入れ替えればそのまま使えそうな例文でいっぱいだ。
本のレイアウトも余白と図解が多く、気負いせずビジネス書のように一気に読めてしまう読みやすさである。
本書でグラフと分析の本質を学び、グラフの見せ方はこちらの本を参考にすれば、相手が行動してくれる分析グラフが作れると思いました。
数字が人の心を動かすツボ。「世界のトップを10秒で納得させる資料の法則」から孫社長をも動かすノウハウを身につける | tetumemo
資料は見せた後、人が動いてくれなければ意味がない
そのことを肝に銘じて本書から直感でデータ分析を学んでみてはいかがでしょうか?
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