本書を読み改めて気づいた。
「管理職」という名前が今の時代の管理職を迷走させているのではないのかと、、
- 定例会議
- 長時間の個人面談
- 度重なる進捗会議
- 評価面談
- 面談の後は「頑張れよ!」「はい!頑張ります!」で終わり
- 成果が出ない時「なぜ?」と何回も問い詰める
これ、どれも管理思考の考え方です。
本書では典型的な昔ながらの管理思考に陥りやすい管理職の考え方を、逆転思考という切り口で説明してくれている。
管理職思考は部下に自分の知りたい内容を報告させチームをコントロールしようとする。
一方で逆転思考をもつ外資系のエクセレントマネージャーたちは、ゴールはただひとつ「成果を出し続けるチームをつくる」こと。
管理職は管理する事を仕事だと思ってはいないだろうか?確かに任命された時はそう思ったかもしれない、そもそも管理職という名前がそうだ。
しかし、我々企業人に求められている事は「いかに成果に結びつけるのか?」という事に注力しなければならない。だからこそ管理を目的にするのではなく本書の「成果を出し続けるチームをつくる」という逆転思考は非常にわかりやすく、よく響いた。
内容もテーマごと明快に分かれており、すべての項目が「管理思考VS逆転思考」と構成されているのでスッと頭に入る。
なかでもなぜ?を5回繰り返すと本質がわかるというようなロジカルシンキングの基本をバッサリと管理思考だと切り捨て、逆転思考では「他には?」と聞くという展開には驚きと深い納得が得られた。
そんな気づきが盛りだくさんである。
「私は部下を管理しようとしていたのか?」
「管理する事が間違いなのか?」
「管理してるから成果が上がらないのか?」
と悩んでいるなら本書を手に取ってほしい。大きな気づきが得られるはずだ。
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