多くのビジネスマンはパワーポイントを使ってプレゼンテーションをする。しかし、それに固執すると「作ることやしゃべること」を考えることで頭がいっぱいになり、「相手は何を聞きたくて、聞いたことによりどうアクションしてほしいのか?」「本当に伝えたかった事は何だったのか?」と、本質が盲目になりがちだ。
本書はプレゼンをプレゼントと解き、本当に伝えたい事をよりシンプルに伝える、伝わるメソッドを学ばせてくれる。
「プレゼンテーション」は社内から社外など利用シーンは多岐にわたる。作るときは机に向かいパワーポイントを立ち上げ、考えながらスライドを一枚一枚完成させていく。発表するときには30枚くらいのプレゼンに仕上がり、言いたい事を言った挙句、参加者には「良かったです!」と感情的感想を言われるだけ、、
満足しているのは発表者。
そんなイタイプレゼンターになっていないだろうか?
本書は、セミナー形式のライブ感ある構成で、KP法(紙芝居プレゼンテーション)という独自の思考展開方法をわかりやすく経験と事例に基づき説明してくれている。プレゼンに必要なのはスライドの枚数でもなく、パワーポイントを使う事でもなく、本当に伝えたいこと、理解してほしいこと、そしてその先の行動に期待してあなたが言いたいことをシンプルに伝える、伝わることが最も必要だと教えてくれる。
その方法もいたってシンプル。使うのは数枚の紙と太めのペン、ホワイトボードと紙を貼り付けていくマグネットのみだ。
このKP法はプレゼン方法、作業手順指示、グループ作業の成果発表手法として様々なシーンで応用できる。
わたしが学んだこと
- プレゼンは紙とペン、貼り付けるものがあればどこでもできる
- 伝えたいことをよりシンプルに作る
- プレゼンはプレゼント、行動してもらうのではなく行動したくなる気づきを与えるキッカケ
詳細は本書で、
こんな方にオススメ
- パワーポイントのプレゼン作りに疲れた人
- プレゼンの本質、「伝えたいこと」の伝え方がイマイチわからない人
- まだ、あまりパワーポイントを使ってプレゼン資料を作っていない人
- 20〜30人単位での授業、研修、セミナー講師
- パソコンを使わない野外でも実用的なプレゼンを必要とする人
- 会議、ミーティングを月に何回も実施する方
- 部下に指示が伝わらないと思っている上司、リーダー
さいごに
紙芝居のようにプレゼンする。
すごくシンプルだけど実際にやっている人は少ない。
けど、受講者には伝わる!
そんな方法を肩の力を抜いて読み進めてください。読了した後、そのシンプルな方法が身に付き、使ってみたくなるはずです。
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