「ぼくだけの力で勝たないと、
ドラえもんが安心して帰れないんだ!」
ドラえもん好きならたまらないのび太の名言です。この言葉だけで何度涙を流したことか、、
8月8日から映画館で公開されている「STAND BY ME ドラえもん」は藤子不二雄さんの生誕80周年を記念して作られた作品です。
内容は、今までの単行本で発行されていた数々の感動的な物語を盛り込んだ、ドラえもんとのび太の出会いから別れまでのお話です。
正直、ドラえもん時代をドップリ漬かっていた私は内容も、展開も、セリフも、表情も全て知っています。さらに今現在のドラえもんも何度も娘と見ています。
ですので、娘に「ドラえもんを見に行こうよ!」と言われた時はジブリの「思い出のマーニー」の方が行きたいなぁなんて思っていましたが、予告編を見て驚きましたっ!
「これだけで泣ける。」
早速ドラえもん観てきました。
実際に観て驚いたのは3DCGの表現力のすごさです。3DCGとは3D画像を平面に映し出して動かしているのですが近年作成するマシンスペックや技術の向上が素晴らしく、キャラクターの表情や質感、雰囲気などがアニメとは違った形でよりリアルに感じます。
今まではディズニー映画などで何度もこの手の映像は見慣れていたのですが、よーく知っているドラえもんがこの形で現れた時は衝撃的でした。
あのずんぐりむっくりとしたドラえもんのぽっちゃり感、スネ夫のよくとんがった口先、小学生にしては怖いくらい顔が大きく強そうなジャイアン、小学生なら誰もが惚れてしまいそうなくらい可愛いしずかちゃん、そして見ていられないくらいダメダメなのび太。
登場人物みんながとても近く感じられるのです。
その、とても近く感じる存在が繰り広げられる知り尽くされたドラマがとにかく泣ける
辛いことは、展開もセリフも知っているということ、
知っているからこそ泣き始めてからが本当に大変です。ボロボロ泣いているのに
「次のセリフ言わないでください!」
「次の場面にならないでください!」
思わず祈ってしまいましたが、映画はドンドン展開していきます。さらにまわりの小学生たちは「ヒーン、ウェーン、ヨヨヨヨヨ、」と泣き崩れ、まわりの大人も鼻水すすりまくり、私の娘も小学校1年生ですが、シクシクずっと泣いてました。
映画館で見ている人たちの鳴き声まで聞こえてきたのは初めての体験でしたね。
私も子供に気づかれないように涙をダラダラ垂れ流して、拭わず早く乾くことを祈っていました。
余韻が凄い
映画が終わって嬉しかったのはエンドロールが終わるまで誰もが席を立たずに最後まで見ていたことですね。
私が見た映画館は400人ほど収容できますが、そのうち観ていた人は200名弱、そんな大人数の人が最後までドラえもんを楽しんでいましたよ。
映画館を出た後はパンフレットをせがむ子供の列ができていました。もちろん私も買いましたけどね。
本当に久しぶり「観てよかった」
と心の底から思えた映画でした。
映画のキャッチフレーズでもある
「子供経験者の皆さん」でドラえもんが大好きならいくつになっても楽しめるはずです。
ぜひ映画館に足を運んでみてください。きっと心があったまりますよ。
では、また。
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