名作『ラブライブ!』『BanG Dream!(バンドリ!)』から学ぶ『リーダーシップ・エッセンシャル』

私はAKBのようなリアルなアイドルも興味がなく、テレビも見ない。
また、アイドル系、音楽系アニメも見ることもなく数年が過ぎてました。

しかし最近、昔からピアノをやっている娘のために「音楽に関連したアニメ」を探して見つけたのが『ラブライブ!』と『BanG Dream!(バンドリ!)』

まぁ、やられました。

正直、食わず嫌いは良くないなと、もっと早く見ておけばよかった。
純粋に曇なき目標のために一生懸命向かっている少女たちが成長していく姿は素晴らしい!そして眩しい。何よりも、登場する人物が多いにもかかわらず、1人1人の個性を手抜きなく描ききっている。
だからこそアニメの中でも一生懸命な行動をとても応援したくなった。正直何度も泣かされました。

そんな『ラブライブ!』や『BanG Dream!(バンドリ!)』ですが、娘のためだけではなく、自分の仕事のためにもなりました。
彼女たちの行動は社会人として必要なリーダーシップの要素を体現してくれており、学びがとても深い!

今回は『ラブライブ!』『BanG Dream!(バンドリ!)』を7つの習慣の著書で有名なコヴィー氏の『リーダーシップ・エッセンシャル』の要約と照らし合わせながら学びを整理していきます。

ラブライブ!とは?

東京都千代田区にある、ごく普通の女子高校の「音ノ木坂学院(おとのきざかがくいん)」。地域の人々の想い出に育まれた歴史と伝統あるこの学院も時代の流れには勝てず、3年後に迫る学校統廃合の危機に瀕していた。そんな中、9人の生徒が立ち上がる。彼女たちは、自らがアイドルとして活動し、学校の名を世に広め、入学希望者を増やそうと考えたのだ。今、少女たちと、まだ見ぬファンのみんなで叶える物語=スクールアイドルプロジェクトが始まった。via:ラブライブ! – Wikipedia

ラブライブ!の紹介動画

BanG Dream!(バンドリ!)とは?

高校一年生の少女・戸山香澄は、幼い頃に妹の明日香と森で迷子になる。そんな時、2人が見上げた夜空には満天の星があった。香澄はこのときに「星の鼓動」を聞き、その時に聞いたような「キラキラドキドキ」する何かを探していた。花咲川女子学園高等部に入学した香澄は、そこで出会った少女・山吹沙綾と友人になる。その後、香澄はすべての部活動に体験入部をしたが、そこでキラキラドキドキするものに出会うことはなかった。そんなある日、学校からの帰路で香澄は、電柱や地面に貼られた星のシールを見つける。シールをたどり行き着いた質屋「流星堂」の蔵に入った香澄は、そこで赤い星型のギター「ランダムスター」と質屋の娘・市ヶ谷有咲に出会う[63]。ギターを弾きたい香澄は有咲に調べてもらい、ライブハウス「SPACE(スペース)」にたどり着く。そこで、ガールズバンド「Glitter*Green」のライブを見た香澄は、これが自分にとって『キラキラドキドキ』するものだと確信。バンドを結成することを決める。via:BanG Dream! – Wikipedia

BanG Dream!(バンドリ!)の紹介動画

『ラブライブ!』と『BanG Dream!(バンドリ!)』の主人公に共通しているリーダーシップ論

ラブライブ!の主人公は高坂穂乃果
BanG Dream!(バンドリ!)の主人公は戸山香澄

彼女たちに共通しているスタイルは3つ

  1. ビジョンが明確、必ず実現できると迷いなく信じている
  2. 行動が先
  3. 自分の弱さに気づき、仲間を信頼して頼る

ビジョンが明確、必ず実現できると迷いなく信じている

ラブライブ!の高坂穂乃果は必ずアイドルは結成され、学校の廃校が無くなると絶対に信じている。

BanG Dream!(バンドリ!)の戸山香澄は絶対ライブハウスでキラキラしたライブができると信じている。

リーダーの資質の一つとして必要なのが「道を示し、それが正しいと思わせてくれること」がある。

参加する仲間を不安にさせてはならない。誰よりも先に成功するストーリーを描き、根拠のない自信でもいいから周りを鼓舞し進んでいく。
共に突き進む仲間は見えているビジョンの視座が違うため、時々不安になったり、振り回されていると思うことも多々ある。
しかし、その曇なき瞳が見ている輝かしい先を、この人なら見せてくれると思わせてくれるのがリーダーの魅力だと思っている。そして、この作品が違う2人にもそれが十分に備わっていた。

行動が先

計画より身体が先に動いてしまう。
考えるより誰かに聞いて、行動して早く確かめたくなってしまう。
先ずはやってから考える
行動して、少し考えて、見直してまた行動する。

まるで行動がグルグル回っているように見えてしまうかもしれないが、実は螺旋階段のように着実に成長しながら上がっていっている。
考えているだけでは何も変わらず、考えながら動く。
今の時代で言うならまさにリーンスタートアップと言ったところだろうか。

自分の弱さに気づき、仲間を信頼して頼る

私はこのポイントが何よりも刺さった。
なぜなら、今までリーダーはこうあるべきだ!と思っていたスタイルとはまるで違かったからです。

少し話はそれますが、世間一般で言うリーダーとはどんなものでしょうか?
能力が高く、誰からも尊敬され、どんな困難な状況でもめげずに仲間を鼓舞し突き進んでいく。優れたプレイヤーであり、尊敬されるリーダー像。そんな勇者みたいになるべきだと考えていました。

だからリーダーは仲間を不安にさせないため決して弱みを見せてはならないというイメージが強かった。

しかし『ラブライブ!』と『BanG Dream!(バンドリ!)』の主人公を見ているとまるで違った。
弱みを打ち明け、涙を見せ、仲間を信頼して頼る。そしてメンバー全員が想像もしていないようなシナジーを生み出す。

この想像を超えた先に到達するには1人の力では絶対に成し遂げられないと痛感する。

『ラブライブ!』と『BanG Dream!(バンドリ!)』のリーダーシップ論と、『リーダーシップ・エッセンシャル』をつなぐ

コヴィー氏の論ずるリーダーシップ・エッセンシャルの要約です。

要点1

リーダーシップは、職位や地位に依存するものではなく、誰もが発揮する権利を持っている。留意すべきは、まず自分自身が変わることでしか、周囲が影響を受け、変化を起こすことはできないということだ。

要点2

セルフ・リーダーシップを発揮するためには、率先力を発揮し、進んで行動を起こす責任を自覚することが重要である。

要点3
ポジティブな力とネガティブな力があり、その力関係を変えたい場合には、ポジティブな力を強めるよりも、シナジーを創り出すことを意識することにより、驚くような効果が得られる。via:リーダーシップ・エッセンシャル / 個人、人間関係、チーム、そして組織へと広がるコヴィー・リーダーシップの全貌 | 本の要約サイト flier(フライヤー)

『ラブライブ!』と『BanG Dream!(バンドリ!)』の高坂穂乃果と戸山香澄の行動を照らし合わせると、、

要点1

彼女たちは自ら変わることから始める。
最初は誰かに影響されてからかもしれないが、ゼロイチの始まりの根幹にいる。

要点2

行動には躊躇がない。ビジョンを定めてその光の先を疑いなく唯一見つめ続けている存在である。まさに行動し続ける象徴。必ずできると言う事実に常にコミットし続ける責任を負っている。

要点3

ポジティブ、ネガティブがあったとしても、共通となる志、つまり合意できる視座を見定めそれを共有する。
それは自分のエゴを通すためではなく、常に仲間の価値観を尊重して自ら決定してもらう。
納得なきチームからはシナジーが生まれず、価値観を認め合わない組織もスケールしない。
そんな未来を学ばせてくれる。

『ラブライブ!』と『BanG Dream!(バンドリ!)』からはこれらの要点と整合していたと感じた。

まとめ

リーダーシップを発揮するということは何かを成し遂げたいことがあるということ。そしてその夢は1人では叶えられないものがある。大きなことを実現しようとするなら必ず仲間の力が必要になる。その力を得るためにはお願いする?懇願する?強引に引き込む?

どれも違う。ここで学んだリーダーシップ論は『ラブライブ!』第二期10話、μ’sのキャッチフレーズを引用するとこの言葉に集約されると思う。

『みんなで叶える物語』

つまり、誰かの想いにただついていくのではなく、仲間が自分自身のストーリー、自分ごととして参加するからこそ、前のめりで最大限の個々の力を発揮しようとする。それが組み合わさりシナジーが生まれる。その姿勢、姿はキラキラ輝いているように見えるし、一生懸命の姿も包み隠さず見えるから応援したくなる、参加したくなる、回りを巻き込むムーブメントが起きる。

そんな潮流を起こすリーダーシップにとても共感しました。

さいごに

『ラブライブ!』 『BanG Dream!(バンドリ!)』 は見終わりましたが、この手にハマってしまうと 『けいおん』 『響けユーフォニアム』 『アイドルマスター』 『Wake Up, Girls!』 など、まだまだリーダーシップ論を掘り下げるネタがたくさんあります。

時間を見つけながら楽しんでいくつもりです。
今回のアニメやこれからのアニメはすべて月額400円で見放題!dアニメストア!で見れてしまいます。

学びとしての月額400円は非常に安いです。ぜひアニメ好きにはオススメします。

また、リーダーシップ・エッセンシャルは10分要約サービスflierで読めます。

では、また

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Gadget好き。中でもApple製品のシンプルデザインに惚れ込んでいる。iPhoneやiPadなど星の数ほどあるアクセサリーの中からオシャレでクールな商品を見つけて紹介。また、アニメ・ビジネス書もこよなく愛す。