アニメ『ゴブリンスレイヤー』を見てコロナウィルスの脅威を再認識する

今回は、アニメ『ゴブリンスレイヤー』のゴブリンへの脅威と、今世界中に蔓延し始めている「コロナウィルス」の脅威が非常に通じるものがあると感じ、あらためてアニメから学べることが多いと再認識した。

非常事態宣言が発令され、それでもコロナウィルスに対する脅威、恐怖がピンときていない人がいるのであれば、このアニメをみてリアルな「脅威×恐怖」レベルを認識してほしい。本当に人間心理の状況と行動が類似している。

ゴブリンスレイヤーとは?

PV

ストーリー

冒険者になって初めて組んだパーティがピンチとなった女神官。それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった。彼は手段を選ばず、手間を惜しまずゴブリンだけを退治していく。そんな彼のうわさを聞いて、森人(エルフ)の少女が依頼に現れ…。
引用:U-NEXT

見どころ

インターネットのスレッドから生まれた物語。最弱モンスターのゴブリンだけを執拗に狙い、貴重なアイテムすら惜しまない主人公の姿は、ある意味爽快かつ微笑ましい。
引用:U-NEXT

『ゴブリンスレイヤー』と『コロナウィルス』の共通点

そもそも、この作品はどういった前提で見始めるかによって大きく感じ方が変わる作品。少なくとも、アニメ1話目はR15指定レベル。「俺TUEEE系」でもなければ「俺ハーレム系」でもなく「純粋にファンタジー冒険を楽しむ」という作品でもない。けど、この作品から何を感じ取るかによってあっという間に名作に変わる。一言だけ言いたいのは、単なる「エロ×グロ×ダークファンタジー作品」という安易なタグ付される作品では無いということ。

どんな前提を置いて見てみるか。イメージしやすいのは今現在世界で猛威を奮っている「コロナウィルスの脅威」と「ゴブリンの脅威」を比べて見ると非常に考えさせられるものがある。

例えばゴブリン、1匹だと弱く、認識は「雑魚」。1対1なら剣を降る下ろせば容易に勝てる。ではゴブリンの怖さとはなんだろうか?それは「圧倒的集団×圧倒的繁殖力×残虐」である。

これをコロナウィルスと比較すると、「圧倒的ウィルス量×圧倒的感染拡大率×苦痛」となり、かなり類似している。そしてコロナウィルスが中国武漢で発生した時、自分が、世界がどんな反応をしていただろうか?
「中国で大変なことになっているな、中国やばいんじゃないか?」「まぁ、海を超えた先の話だし、日本はダイジョブでしょ」という感覚を持っていた人も多いのでは無いだろうか?

このゴブリンスレイヤーという物語も根底で訴えていることは同じである。
「ゴブリンなんて雑魚でしょ」「ほっておいても問題ないよ」と多くの冒険者や町の人も思っている。それを安易に放置しておくとどうなるのか?ゴブリン達は静かに、着々と繁殖し、圧倒的集団へ変化し、気づいた頃には対応しきれないような大集団で村や町を襲い、一気に刈り取っていってしまう。気づいた頃には取り返しのつかないことになってしまっている。

コロナウィルスも似ている。「大丈夫だ」「死亡率低いし、病院行けば安心」という状況は、ゴブリンの雑魚さ加減を「低い死亡率」と置き換えて軽微に認識。その気の緩みや行動が今の状況を招いてしまっている。コロナウィルスの本当の怖さは、医療崩壊によって適切な医療が受けられなくなるということ。つまりオペレーションの崩壊、対応できる器機や人が足りなくなる状況ということ。
ゴブリンスレイヤーで言い換えるなら、ゴブリンの集団に対応できる冒険者が圧倒的に足りなくなってしまっているということと同じである。つまり、両方とも「対応できないことによる崩壊」という共通の事象を表している。

ゴブリンスレイヤーの世界では「冒険者」がゴブリンへの駆逐手段
コロナウィルスでは「医者」がウィルスへの駆逐手段

双方、驚異に対して対応できる「数」と「スピード」には限りがあり、決して無限ではない。

それを踏まえてコロナウィルスとどのように向き合っていくべきか?

医者でも冒険者でもなければやることは一つ。増やさないための手段と方法を愚直にやり続けるしか無い。あえてその方法は国が提示しているため、あらためて示す必要は無いと思っている。ただ、コロナを完全に駆逐して、前のような生活に戻れるのか?という点は、中国や韓国の今の状況を見れば到底無理だと気づく。もう「Withコロナ」として社会を形成し、共存する世界を考えていかなければならないと感じている。ゴブリンスレイヤーならゴブリンと共存する世界だ。

しかし、誰も共存なんかしたくない。ゴブリンは駆逐し続けるし、コロナウィルスに対応するワクチンも急ピッチで開発されている。今より必ずどちらの世界も絶対数は少なくなるだろう。

ただ、将来ゴブリン以外の脅威、コロナ以外の驚異が発生しないと言い切れない。だからこそ、今とこれからの出来事を経験という学びとして体と心に刻み、二度と甘い認識でいないようにしたいと私は誓いたい。

そういった「脅威と怖さ」をリアルな表現で伝えてくれているのがゴブリンスレイヤーという作品なんだと思う。表現がキツイので万人に絶対見たほうが良い!と背中を押しづらいが、コロナウィルスの脅威をまだ認識しきれていないような人が周りにいるのであれば、この作品を見せて、ゴブリンの脅威=コロナウィルスの脅威だということを感じてほしい。

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