「この努力は本当に意味があるのか、、、」
と、努力と成果が結びつかない時、ふと思ったことはないだろうか?
私は何度もある。今回は生きてくうえで誰もが体験する「努力」について『本当の努力の方法』を「鬼滅の刃」で整理したい。
そもそも、『本当ではない努力』とは何だろうか?
目的も戦略も持たずに、ただ何となく「頑張る」こと。
マラソンに例えるなら、どう結果を残したいのか設定せず、スタミナ分配もせず、ただ走り続けたらゴールできるだろう。と「頑張って走る努力」をしているだけ。
『本当の努力の方法』とは何だろうか?
『本当の努力』を定義として定めるなら3点
- 目的
- 戦略
- 実行
目的を定め、戦略を立て、それを達成するために「頑張る(実行する)」こと。
先ほどのマラソンに例えるなら、「1位になりたい」と決め、ライバルに勝つため計画を立て、実行し続けることだ。
両方とも「走ること」に変わりはないが、『本当ではない努力』は「走ること」を目的にしており、『本当の努力』は「1位になること」を目標にしている点だ。
『本当ではない努力』は「手段の目的化」とよく言われる。
2019年に大ヒットしたアニメ「鬼滅の刃」は『本当の努力の方法』を教えてくれる
この物語は人間を食う鬼と、それを駆逐しようとする人間の壮大な戦いのストーリーだ。主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)は家族を鬼に惨殺され、唯一残った妹も鬼にされた。
炭治郎は妹を人間に戻すために鬼を殺す組織「鬼滅隊」に入隊し、鬼を倒しながら妹を鬼に戻す方法を探し続ける。
人間が鬼を倒すことは通常困難。
鬼滅隊は、並々ならぬ努力を続け、鬼を殺すための身体を作り上げていく。
丹次郎の口ぐせは「頑張る!」「俺、頑張る!頑張ることしかできないから!」だ。
まさに「努力」を体現し続け、結果を残していく主人公だ。
竈門炭治郎の「努力」=『本当の努力』
『本当の努力』の定義にそって炭治郎の行動を振り返る
- 目的
- 戦略
- 実行
目的
妹を必ず人間に戻す
戦略
「戦」→妹を必ず人間に戻すことのみ追求
「略」→それ以外の事には注力しない
実行
努力を惜しまず、「頑張る!」と自分を律し続け、鬼を倒して妹を人間に戻す方法を探す。
以上
非常にシンプル。ゴールから逆算して実行し続ける。
そのための「努力手段」は状況によって変わり、前に進み続けている。
『本当の努力』のまとめ
『本当の努力』とは目的から逆算して何をどのようにするのかを決めて、実行し続ける事。
そして、目的達成のためなら手段を柔軟に変化させ、「実行」する手を緩めないということ。
さいごに
なぜ「鬼滅の刃」は2019年に大ヒットしたのか?
「共感」を多く生むアニメはヒットしやすい。
では、何に対して「共感」を生んだのだろうか?
キャラクターがカッコいいから
映像が素晴らしいから
ストーリーが引き込まれるから
など、人の心に刺さるポイントは多種多様だと思う。
その刺さるポイントの一つとして「主人公の努力する姿への共感」があったのではないだろうか。
誰もが一度は体験したことのある「努力体験」
なかなか簡単に成果につながらない「努力」
そういった歯痒い「努力」というモヤモヤに対して、まっすぐ挑んでいく炭治郎の姿に多くの人が「共感」したのかもしれない。
私たちは竈門炭治郎の「努力度合い」を見て、「私なんて、まだまだ努力が足りないな」と努力の量や程度に注目してしまうかもしれない。
そう感じたならあと一歩踏み込んで「努力」について考えてみよう。
竈門炭治郎はただ単に「努力」しているのではない。
『本当の努力』をしているから成果につながってきているのだ。
『本当の努力の定義』
- 目的
- 戦略
- 実行
を何か「頑張る!」前に考えてほしい。
では、また