売れている営業マンに「どうすればそんなに売れるの?」と聞いてもなかなか自分が欲しい答えは返ってこないはずだ。本書は難しい営業のノウハウを解説している指南書ではなく、ほんの小さなルールの積み重ねがお客様のこころを掴みあなたのファンになるコツを示してくれている。
「売りたい!」とは営業マンが持つ当たり前の欲望。しかしそれを前面に出してしまうとお客様が逃げてしまうことは言うまでもない。本当に必要なことは「あなたから買いたい」と思ってくれるお客様が何人作れるかということ。
本書は著者でありトッズセールスマン川田氏の体験をもとに、毎日心がけている小さなルールを惜しげもなく公開してくれている。
- お客様の家では営業かばんを自分のハンカチの上に敷く
- 営業車は雨の日でも駐車場の一番奥に止める
- 靴ベラは借りるな、あなたはお客様のお客様ではない。胸ポケットからマイ靴ベラを取り出そう
- 座って待つな、立って待て
- アポキャンセル電話こそ大歓迎
どれもすぐに実行できそうですよね?
この小さな紳士的な組み合わせがお客様に「この人はなんだか他の営業マンと違う!」「この人に興味がある!」「この人から買いたい!」と思わせてくれるのだと思います。
これをやったら絶対売れる!なんて神がかったノウハウを探すより、こういった一つ一つのお客様本位的な立ち振る舞いや考え方の差が売れる営業マンを形成していくはずです。私もすぐにAmazonでマイ靴ベラを買ってしまいました。
やらないより、絶対にやったほうがいい小さなルール。「これはどうかな?」と思って自分の行動にブレーキをかけるよりは、すぐに行動して自分で楽しんで取り組むことが一番だと思います。
小さなルール、すごくオススメですよ。
Posted from するぷろ for iOS.