Evernoteをビジネスのために有効活用していますか?
私のまわりではあまりいません。
なぜでしょうか?
使い方が自由すぎてイマイチ自分に合うのかどうかわからなくて結局使っていない人が多くいます。
ですからビジネスの観点からすると非常にチャンスなんです!
このEvernoteというお役立ちツールを使いこなせば同期や先輩、ライバル会社に差をつけることができます。
さらにビジネスを通じて知り合ったお客様を会社のお客様ではなく、あなたの本当のお客様にすることができるかもしれません。
これからの人生、人との出会いは限られています。そんな大切な出会いを一期百会の気持ちで大切に育てていきませんか?
そのためにもEvernoteを使ってみましょう。
そして、もしあなたがサラリーマンなら組織という最大限のポテンシャルを利用してどんどん人生の人脈を広げていってみてはいかがでしょうか?
以前書いた記事、
Evernoteは営業マンお助けツール!1件の大切なお客様を1つのノートで管理し始めて劇的に変化したこと | tetumemo
での内容をもっと深く体系的にまとめてみました。
それでは、会社のお客様をあなたのお客様にするためのEvernote仕事活用術、原理原則10の項目をご紹介します。
長文ですので1度Pocketなど、「あとで読むサービス」に保存してからの購読をオススメします。
- 1 お客様をあなたの虜にし続ける私のノートブックの書き方原理原則10の項目
- 2 1、1件のお客様は必ずひとつのノートにまとめる
- 3 2、名刺はscannableで撮影するか、そのままカメラで撮った画像をノートに貼り付ける
- 4 3、お客様にかけた電話、お客様から受けた電話も全てノートに時系列でメモする
- 5 4、お客様先へ訪問して話した内容は、覚えているかぎり時系列でメモを残しておく
- 6 5、タグ活用→自分が所属している支店名、業種別、住所(都道府県、市町村、番地まではいらない)
- 7 6、収集した時事情報は業種別のタグを付けてお客様の業種とすぐに関連がわかるようにしておく
- 8 7、訪問した後はアポがなくても次回の訪問予定日をリマインダー設定しておく
- 9 8、訪問前には必ずお客様のノートに目を通す
- 10 お客様との見積書、提案書、報告書、など発行したものは全てノートに時系列で残す
- 11 10、Evernoteのリマインダー機能を使って未来の予定を計画していく
- 12 さいごに
お客様をあなたの虜にし続ける私のノートブックの書き方原理原則10の項目
私にとってお客様ノートとは生き物です。
大切に大切に育てて大きくしていくもの。
それをどうやって育てているのかがこちらになります。
- 1件のお客様は必ずひとつのノートにまとめる
- 名刺はscannableで撮影するか、そのままカメラで撮った画像をノートに貼り付ける
- お客様にかけた電話、お客様から受けた電話も全てノートに時系列でメモする
- お客様先へ訪問して話した内容は、覚えているかぎり時系列でメモを残しておく
- タグ活用→自分が所属している支店名、業種別、住所(都道府県、市町村、番地まではいらない)
- 収集した時事情報は業種別のタグを付けてお客様の業種とすぐに関連がわかるようにしておく
- 訪問した後はアポがなくても次回の訪問予定日をリマインダー設定しておく
- 訪問前には必ずお客様のノートに目を通す
- お客様との見積書、提案書、報告書、など自分で発行したものは全てノートに時系列で残す
- Evernoteのリマインダー機能を使って未来の予定を計画していく
それでは一つ一つ詳しく見ていきましょう。
1、1件のお客様は必ずひとつのノートにまとめる
これは大前提、このひとつのお客様ノートはあなたとお客様だけの関係を育てていくための大切なキャンバス
これから起こる色々な出来事、会話、取引、叱られたこと、嬉しかったこと、成功したこと、プレゼンしたことなど様々な血と汗の努力を書きなぐっていくものです。
その内容が積み重なれば積み重なるほどお客様との絆は深くなり、逆にキャンバスが白いままではお客様との関係を密に育てていけていないでしょう。
ノートを見れば一目瞭然、あなたとお客様の通信簿をどんどん育てていってください。
何かのきっかけで名刺が増えたり、そのお客様のノートが増えても大丈夫。
Evernoteのマージ機能を使ってガッチリ結合してあげればひとつにまとまります。
大切なのはお客様とどんなことを話したのか?
これに注力してどんなメモツールでもいい、アナログのメモでもいい、とにかく忘れずに書いて後でそのノートに貼り付けてください。
そうすれば必ず直ぐに役立つ日がやってきます。
2、名刺はscannableで撮影するか、そのままカメラで撮った画像をノートに貼り付ける
scannableについてはこんな記事を書いていますが、
Evernoteのスキャンアプリ「Evernote scannable」の良さ、それはカメラロールと連携しないこと! | tetumemo
scannableを使えば名刺管理も楽ですし、連絡帳にも自動登録してくれます。
しかし、実際のところ個人のスマホに数多くのお客様を連絡帳に登録する人がどれだけいるでしょうか?
会社から携帯を貸し出されている人もいると思います。
このようにデバイスがバラバラになるならEvernoteに連絡先を写真画像として登録してしまいましょう。
写真ならそのままひとつのノートに貼り付けることもできますし、Evernoteのプレミアムならその画像からも文字を認識して検索してくれます。
ここでポイントなのは、
お客様ノートを開いた時に、パッと担当者や関係者がすぐにわかる方がいいということ。
確かにEvernoteでお客様名検索すればその名刺もピックアップされてきますが、いちいち選んでその人の名刺を選択するのがめんどくさいです。
名刺交換も多い時には3人くらい同時にすることもありますし、その名刺の人といつ名刺交換したのかも重要になってきます。
画像なら20150605 という日付を記入してパパパッと貼り付けておけばスクロールしてすぐに確認できますね。
ビジネスはスピード命、ストレスフリーなお客様管理をするためにもひとつのノートに名刺画像を貼り付けることをオススメします。
3、お客様にかけた電話、お客様から受けた電話も全てノートに時系列でメモする
大事なのは電話でさえも記録すること
お客様と直接会って話したこと、
これはさすがに覚えていたりメモしていたりすることがあると思います。
電話も、重要な内容やお願い事などはメモをとっているでしょう。
しかし重要なのは電話で発生した雑談です。
この些細な雑談をどれだけ真摯に記録しておき、さりげなく実行するのか。
これだけで全然違います。
例えば、
お客様A「そういえば、この間納品してもらった機械順調に使えているんだけど、たまに紙が詰まったりするんだよねー。まぁ、簡単に取り除ける機械になったから大丈夫だけどねー。」
あなた「そうですか、ありがとうございます。順調そうでもたまに詰まるのであれば今度近くに行った時に寄りますね。」
という会話の時に生じる疑問は、、、
今度っていつ?
となりますよね?
この今度行くことについて必ずEvernoteのリマインダー機能を使って、出来れば一週間以内に行ってあげてください。
お客様にとっては些細なことだったかもしれませんが、すぐに行ったらこう言われるはずです。
「わざわざ来てくれたの?ありがとう!」
この、わざわざを積み重ねることこそがお客様との関係を密にするための栄養剤です。
電話だからこそ、対応を真摯にし続ければ誰もライバルが追いつけないくらいお客様はあなたの虜になっていくはずですよ。
そして訪問してお客様から頂いた嬉しいお言葉は、必ずお客様ノートに記しておいてくださいね。それがあなたの明日の糧となります。
4、お客様先へ訪問して話した内容は、覚えているかぎり時系列でメモを残しておく
原則3番と内容は似ていますが、
重要度レベルはこちらが濃密です。
お客様との目を合わせ、呼吸を合わせ、お互いがコミュニケーションを取り合った内容です。
話した中身によってはお互いが同意を得ているものもありますので必ず聞き逃さないようにしましょう。
ここでも重要なのは雑談力です。
電話では話さない普段のプライベートな内容まで踏み込んで情報交換することもあるでしょう。
例えば
お客様「あそこの川沿いのラーメン屋知ってる?結構細い路地入るからわかりにくいんだけど、つけ麺が濃厚でクセになるうまさなんだよねぇ」
あなた「そうなんですか!?知りませんでした。ありがとうございます!今度行ってみますね」
また言いました、、
今度っていつ?
ラーメン屋を教えてもらっていつ行こうがあなたの自由です。
しかし、言われた日をしっかりEvernoteにメモをしておき、1、2週間以内に行けるようにリマインダーをセットしておきましょう。
そして、行ったらすぐに電話でもいいのでお客様にお礼のひと言を伝えてください。会えればもっといいでしょうね。
お客様はあの時聞き流した程度の会話なのでもしかしたら覚えていないかもしれません。
でしたらもっと喜んでください。
あなたはお客様でさえ忘れてしまう些細なことを覚えていて真摯に実行したのです。
たったこれだけですが、お客様は内心「私が忘れてしまったことでさえ覚えててくれてすごいなぁ、もっと教えてあげよう。」
となるかもしれませんね。
些細な出来事を覚えていて実行し続けることは相当難しいですし管理しきれません。
ですがEvernoteのリマインダー機能さえあれば自動的にお客様ノートを絶妙な時期にポップアップしてくれるので安心できます。
あなたの脳はその時のことを忘れていても、Evernoteが必ず思い出してお知らせしてくれます。
いつでも自分の脳みそのリソースを最大限に活用できる。これができるのもEvernoteのおかげです。
5、タグ活用→自分が所属している支店名、業種別、住所(都道府県、市町村、番地まではいらない)
Evernoteにはノートにタグつけすることができ、整頓がしやすくなっています。
ただし、あまりタグをつけすぎるとノートを書くより
タグを付けること、タグで分類することに注力してしまいEvernoteが嫌いになってしまうかもしれません。
ですのでお客様ノートに使用しているタグは3つだけです。
- 私が所属している支店名
- 簡易住所
- お客様の業種
これだけです。
支店名を入れる理由は私が転勤した時に支店名でタグつけしておけば、そのエリアのお客様をタグ検索一発でひとまとめに閲覧できるからです。
簡易住所は東京都千代田区みたいに区程度までにとどめ、
そのエリアのお客様へ集中的にマーケティングを行いたい時に有効活用するためです。
最後の業種
これがものすごく重要です。
このタグはお客様に生きた情報を提供するために使われます。
例えば業種タグを不動産業にしておきましょう。
そして日々、日経新聞やニュースアプリで情報を仕入れ、不動産業に関連する記事があったら迷わずEvernoteにクリップしておき、必ず不動産業とタグつけしておきましょう。
Evernoteに装備されているドキュメント撮影機能を使えば、新聞記事でもとても見やすくキャプチャしてくれますし、ウェブなら簡単にEvernoteにクリップすることも可能です。
重要なのは、その業種情報をタグつけしておくことにより、その業種のお客様へ訪問する前にEvernoteで検索すれば簡単に関連記事にアクセスすることができます。
そしてトレンド情報をお客様へ提供したり共有しましょう。お客様の業種が話題なら話も弾むはずですし、ビジネスに必要なのはギブアンドテイクの精神。
どんな情報を提供すれば喜んでいただけるのか?
そういった視点でニュース記事を見て情報を集めていくことをオススメします。
6、収集した時事情報は業種別のタグを付けてお客様の業種とすぐに関連がわかるようにしておく
何度か原則の中で出てきていますが、お客様との人間関係を深くしていくために必要なのは雑談力と紹介しています。
しかし、
「雑談ってどうすればいいんだ?」
「雑談って苦手だなぁ」
と、思う方も多いかもしれませんね。
けど、ご安心ください。
普段見ているニュースアプリや新聞など毎日色々な時事ネタに触れると思いますが、「これはちょっと気になる。」という記事をたくさんEvernoteにクリップしておいてください。
その時に必ず意識して欲しいのはニュース記事を業種ごとにタグ付けしておくことです。
そうする事により例えば不動産業とタグ付けしていたのであれば、不動産業のお客様に訪問する前にチラッと見ておくだけでその業種のトレンド情報が確認でき話もしやすくなりますね。
同じ業界の話はお客様も興味がありますし、自然と会話も盛り上がります。
こういった時にしっかりとお客様に情報提供を続けていけばお互いにWinWinな関係が築けることでしょう。
7、訪問した後はアポがなくても次回の訪問予定日をリマインダー設定しておく
お客様とアポがあれば当然ながら忘れずに予定を変更組みますね。
しかしアポがない時はどうでしょう?
既存顧客であればなおさらです。
「近くに寄った時に今度寄ろうかな?」
という感覚程度ではないでしょうか?
だからこそEvernoteでアポなし顧客もリマインダー設定して定期的にフォロー訪問しましょう
商品は購入されて終わりではありません。
大切なのは継続的に満足して使用していただき、あなたの会社とあなた自身のファン
になってもらわなければならないのです。
新規顧客を獲得する苦労はものすごく労力を使いますが、既存顧客を失うのは一瞬です。
アフターサービスこそ販売の基礎
通常の商品選定では他社と機能面だけの勝負となる機能的価値の比較がほとんどですが、機能に勝る強みはお客様とあなたとの間に生じる感情的価値です。
あなたから買いたい
そう思われてこそ継続的利益が約束されますし、お客様も私たちも満足が高い状態での関係が続けていけるはずです。
そのためにもアフターフォローをしっかりとしていくためにもEvernoteのリマインダー設定をして訪問予定日にノートがポップアップするように計画しましょう。
感覚から計画へ、これだけで大きな差が生まれます。
8、訪問前には必ずお客様のノートに目を通す
「えっ?こんな事まで覚えててくれたの?」
これをお客様に言っていただくために訪問前には必ずノートを見ます。
お客様ノートには些細な会話から重要な内容までたくさん書いてあります。
その中からあえて些細な雑談内容をピックアップして会話に混ぜてみましょう。
例えば、
「息子さんの運動会どうでした?」
「この間教えてもらった煮物のレシピで作ってら絶品でした!」
「お体の方は大丈夫でしたか?」
「新しい車でどこにドライブに行かれましたか?」
「あそこのお店行ってみました?」
「結婚記念日はどこに旅行行かれたのですか?」
というように、普段聞き流されていく雑談でも、ノートに記録しておけば会う度に会話の続きを楽しむ事ができます。
記録さえしていれば同じ事をお客様に聞いてしまうこともありませんし、お客様にも嫌な思いをさせません。
重要なのは会う度に小さな驚き与え続けるということです。
サプライズは小さな出来事でもしっかりとお客様の心に残り続けます。この小さな驚きを積み重ねお客様をあなたのファンにしていきましょう。
お客様との見積書、提案書、報告書、など発行したものは全てノートに時系列で残す
Evernote(プレミアム)の素晴らしいところはPDFでもワードでもパワーポイントでも多様なファイル形式をノートに添付できる点です。
そのため、お客様ノートには文字だけでなく、いつあなたがどんな時にどんな見積書や提案書を出したのか?
そして、結果や反応はどうだったのか?という事が一目瞭然です。
スムーズに商談が決まる事もあれば、
「今回は予算がとれなくて見送りになりました・・」と惜しくも断られる事があるかもしれません。
そんな時はなぜ断られてしまったのか?をしっかりとメモしておき、
あの時あんな風に行動していればなぁと振り返り、
その、行動していればよかったなぁと後悔して振り返った内容を未来に実行してください。
予算がとれずに商談が見送られてしまったなら、予算時期はいつなのか?予算はどれくらいなのか?決裁者は誰なのか?現場決裁なのか本部決裁なのか?担当者の裁量はどれくらいなのか?
など「調べておけば良かった、、」と思うことがあれば次に実行していきましょう。
そしてEvernoteのリマインダー機能を使えばその次という時期を忘れずに設定しておけます。
その時が来たらすぐに行動してみましょう。
ビジネスはタイミング!次ならその時期も明確になっているはずです。
10、Evernoteのリマインダー機能を使って未来の予定を計画していく
何故そんなにEvernoteのリマインダー機能にこだわるのか?
ToDo管理ならWunderlistやTodoistなど優秀アプリは多数あります。
これらは私も愛用していますが、「納品予定日」「見積もり提出」など単発的な予定管理や社内業務管理でしか使用していません。
Evernoteのリマインダー機能を熱く使う理由は、
リマインドされた瞬間、スワイプやタップのみでノートに一発アクセス可能だからです。
ビジネスはスピード重視
他のリマインダーアプリで予定がポップアップした後、Evernoteを立ち上げて、目的のノートを探す・・・
これだけでものすごく煩わしく、大きな時間ロスです。
しかしEvernoteをバナーやポップアップ通知にしておけばそれだけでアクセス可能となります。
そのレスポンスがあるからこそ訪問前にじっくりお客様ノートを見ることができますし、ストレスも感じません。
せっかく努力して育て続けているお客様ノートですが、見るのが面倒くさくなったり、見なくなってしまったら本末転倒です。
水をもらえなくなった植物と一緒で、その瞬間からお客様ノートは枯れていきます。
そうならないためにもストレスなくいつでも見やすい、見たくなる環境を整えてEvernoteリマインダー機能をかつようしていきましょ
Evernoteのリマインダー機能は忘れ去ったアイデアをランダムに未来へ届けてくれる刺激的すぎるツール | tetumemo
さいごに
いかがでしたでしょうか?
Evernoteを少しでも仕事に使ってみようと思っていただけたなら直ぐに行動してみてください。
今からでも遅くはありません、やればやるほど差がつきます。
ぜひ、お客様があなたのファンになるためにEvernoteという有効ツールを活用していただければ幸いです。
最後まで長文を読んでいただきありがとうございました。
では、また
Posted from するぷろ for iOS.